温泉学会:「世界遺産と温泉」テーマに、大田で春季大会--来月2、3日 /島根

2月28日17時1分配信 毎日新聞

 全国の温泉愛好家や学者らでつくる温泉学会(竹下賢会長)は3月2~3日、大田市温泉津町で「世界遺産と温泉」をテーマに春季大会を開く。
 温泉学会は、温泉を愛好する市民、温泉に関心のある研究者、作家、ジャーナリストらでつくるユニークな学会。03年に設立され、全国各地の温泉地で年2回、大会を開催している。今年の春季大会は、石見銀山遺跡の世界遺産登録で沸く温泉津温泉で開くことになった。
 2日は、温泉津町コミュニティーセンターで午後1時半から。現地の報告に続き、会員から温泉を巡る問題点や現状の報告などがある。3日は大田市の石見銀山世界遺産センターに会場を移し、午前9時から。島根大の小林准士准教授の基調講演に続き、小林准教授、世界遺産センターの中田健一主任らが参加するシンポジウムを行う。
 実行委員長の大川哲次副会長は「世界遺産がテーマになるのは初めて。温泉街が世界遺産の一部として指定されており、銀山とのつながりでどのように発展したのか、現況の問題点は何かなど興味深い。特に環境保護をどう考えているかは関心が高い」と話している。
 いずれも入場は無料だが、資料代が必要。【松本泉】

松葉がに:色素異常で全身白 とっとり賀露かにっこ館で展示 /鳥取

2月28日17時1分配信 毎日新聞

 色素がなく全身が白い珍しい松葉がに(ズワイガニの雄)が鳥取市賀露町のとっとり賀露かにっこ館で展示されている。白いと海底でも目立って天敵のミズダコなどに狙われやすく、生存が困難という。
 白いカニは今月17日、兵庫県新温泉町の底びき網漁船の網にかかったという。脚を広げた大きさは約40センチとやや小ぶり。はさみが3本ある松葉がになどと同じ水槽に入れて展示されている。同館では、4年前に白い松葉がにを、2年前には白い親がに(ズワイガニの雌)を入手し、展示している。【大川泰弘】

韓国KBS:鳥取の見どころ取材 雪の大山や皆生温泉--来月中旬放映 /鳥取

2月27日13時1分配信 毎日新聞

 雪の大山(1729メートル)など県西部の見どころを撮影する韓国テレビ局、KBS放送と登山家の一行10人が26日、米子市に到着した。大山登山は27日に県山岳協会メンバーと撮影する。番組「映像アルバム 山」(40分)は3月中旬に韓国で放送されるという。
 一行は、KBSスタッフ2人のほか大学教授の李明〓(イミョンチョル)団長(51)ら。宿泊先の米子市皆生温泉4の「皆生菊乃家」で完成したばかりの地酒「皆生温泉 海に降る雪 上代」や入浴・中カロリー食・砂浜散歩を組み合わせた2泊3日の旅行商品「スリミングステイ」について説明を受けた。3月1日まで皆生海岸や大山、米子水鳥公園、水木しげるロード、加茂川・中海遊覧など撮影するという。
 一行は「登山交流が楽しみ。この地方の美しいところをたくさん撮影したい」と話していた。
 番組は毎週日曜に放送され、視聴率7~9%。中国地方の山が紹介されるのは初めてという。【小松原弘人】

「みなかみの温泉」で宿泊料払い戻し策、狙いは定額給付金

2月27日7時33分配信 読売新聞

 水上温泉や猿ヶ京温泉などを抱える群馬県みなかみ町は26日、定額給付金の支給を温泉街の振興に役立てようと、3月15日の宿泊予約受け付け分から、町内の旅館やホテルに宿泊した人に料金の一部を払い戻すサービスを始めると発表した。

 定額給付金の給付を前提に、同町の観光にお金を使ってもらうのが目的で、総務省定額給付金室は「定額給付金に関する自治体の取り組みとしては、全国的にも珍しいのでないか」としている。また、定額給付金の支給に合わせ、プレミアム(割増金)付き商品券も発売する。

 サービスを受けられるのは、同町観光まちづくり協会加盟の99施設のうち、参加を希望する施設で、宿泊代金が8000円以上で1人2000円、8000円未満で同1000円を払い戻す。町と各宿泊施設が払戻金の半分ずつを負担する。4月30日までの宿泊者1万5000人限定で、予約は3月5日から同協会で受け付ける。26日現在、54軒が参加を表明し、加盟していない宿泊施設からの参加希望も寄せられているという。

 猿ヶ京温泉の猿ヶ京ホテルの責任者は「実際にやってみないと効果があるかどうかわからないが、町全体で頑張ろうという意欲につながればいい。4月はやや閑散期でもあるので、実施するにはちょうど良い時期なのではないか」と話した。

逆境魂が生み出した、“人間がウリ”のコールセンター

2月26日12時6分配信 Business Media 誠

郷好文の“うふふ”マーケティング:「コールセンター、“なんじゃそりゃ”という感じで始めたんです」

 朗らかに話すのは、DIOジャパンの小島のり子社長。2008年から開始した「お宿コールセンター」が旅館やホテルから好評だ。その販促パンフレットを見ると、「人件費の大幅な削減」「電話受付負荷の軽減」「利用客の囲い込み&リピーター化」「予約受付プロフェッショナルの対応」と、電話受付代行のコールセンターならどこでもアピールしそうなフレーズがならんでいる。

 だが、DIOジャパンのウリは単なる“電話代行”や“セールス代行”ではない。それはコストや効率一辺倒のコールセンターにはできない応対にある。“人間がウリ”なのである。

●ネットで完結できないことを人で埋める

 今どきの旅行では、宿の予約はネットが主体。部屋タイプや食事メニュー、料金など多くの情報が手軽に入手できるからだ。だが、「宿で失敗したくない」と考え出すと、もっと細かいことが気になる。例えば、宿周辺のお店情報、食事時間のフレキシブルさ、実際の部屋の眺望、寝具は敏感肌にやさしいか、大浴場がくつろげるのか、エステを予約できるか、英語が通じるかなど、知りたいことは山ほどある。そんな時にはどうするか?

 早道なのは、直接宿に電話して聞くこと。だが、朝のチェックアウト時間にかけようものなら、なかなかつながらない。夜間に電話すると予約係はすでに退社、事情に疎い担当者が出てきて答えは得られず、ということにもなりがち。フロント係や予約係は意外に離職率が高いため、“売る体制”を整えられない宿は多い。宿が予約機会を逃す実態がここに見え隠れする。

 DIOジャパンのお宿コールセンターは、宿泊施設の担当者さえ知らないような細かい情報までマニュアルに整理して問い合わせに応える。「ネットでは完結しないこと」「ネットにはない細かいこと」を提供する“セールスセンター”なのである。しかもその外注委託の時給換算額はわずか194.4円~222.2円(同社資料より)。“流通を上げること(売上増)”に自信があるので、小島社長は「定額契約よりも、成約ごとの成果報酬型の契約を勧めている」という。

●オペレーターの“3泊4日宿泊体験”

 「予約増=売上増」を支えるのは、手厚いオペレーター研修だ。話し方や地理の勉強に始まり、2カ月かける研修の仕上げは、担当する宿泊施設への“研修旅行”である。契約先のホテルや旅館に3泊して、「食べる」「飲む」「買う」を実体験して、隅々まで知り尽くす。だからこそ電話口で自信を持って語れ、予約率が高まり、単価も上がり、予約客満足度がアップするのだ(契約形態によっては3泊研修は無い場合もある)。

 オペレーターが予約を取れなかった時は、スーパーバイザーとその都度対応を反省。そして分厚いマニュアルを改善する。その積み重ねが流通を増やす裏付けとなる。低コストだけがウリになる苦情受付主体のコールセンターとは一線を画す事業モデル。そこに至る小島さんの軌跡には、実に熱いものがあった。

●高齢者・バリアフリー情報の提供が起点に

 振り出しは「人に優しい宿」というWebサイトの構築。これは全旅連(全国旅館生活衛生同業組合連合会)のWebサイトで、高齢者や障害者に優しい施設を紹介するものだ。ところがバリアフリー、アレルギー、点字など、旅館ごとの対応情報が乏しい。各旅館にアンケートして情報収集する過程で、「それなら電話予約受付で対応したらどうだろうか」と考えた。これがコールセンターを始めるきっかけとなった。

 そのコールセンターの成功から、昭文社にも旅情報月刊誌『たびえーる』で掲載した宿の予約受付をコールセンターで行うことを提案。雑誌・Webとコールセンター予約を融合させた。楽天トラベル国内宿泊予約センターでは同社担当者をうならせるトップの実績をあげ、ぐるなび予約センターやユニクロのTVショッピング予約まで事業を広げた。

 ネットの普及期、1998年にWeb広告から始めた起業、今や社員130名を超える規模にまで拡大した。業務拡大へと突き進む小島さんの原動力となっているものは何なのだろうか。

●「結果を出すしかないやん」

 それは中学生から始めた卓球。当時の監督は名投手北別府学※をコーチした野球出身者だった。“走れ走れ”の厳しい練習に、何度も「やめよう」と思った。しかし、「最後までやれないのか!」と父に怒られ、「やるか」とがんばり抜いた結果、鹿児島県大会で優勝。

※北別府・・・北別府学。宮崎県立都城農業高等学校から広島東洋カープに入団し、1980年代の広島の主力ピッチャーとして活躍した。

 しかし、全国レベルではノーマーク選手にすぎない彼女を全日本レベルに押し上げたのは、2度に渡って追いつめられた時の“無心の体験”にある。

 高校生の頃、父が経営する事業が傾き、家計が窮乏した。全日本卓球選手権の遠征費用が捻出(ねんしゅつ)できず、出場をあきらめかけた。だが厳しい中、父は何とか費用を出してくれた。父のためにも「結果で返すしかないやん」と無心になった。その結果、全日本ジュニアの部5位に入賞したのだ。

 高校卒業後は名古屋の企業の卓球部に所属し、朝5時に起きて練習、9時から17時まで仕事、17時から22時まで練習という毎日。猛練習が実り、第19回全日本社会人卓球選手権大会の予選を勝ち抜き出場権を得たものの、開催地は遠い北海道。卓球部には遠征予算は無い。出場できなければこれまで積み上げてきたものが無になる。「自費でも行きます!」と言いはったが、何とかダブルスの相方と監督、3人の旅費は調達できた。だがまたしても「結果を出すしかないやん」と追いつめられた。

 「あの時は不思議な体験でした」

 試合本番、時速100キロを超えるボールが止まって見えた。ロゴまで読み取れた。不思議なほどの集中心、無心の境地。ノーマークの選手が2日間勝ち進み、結果は優勝だった。

●卓球をやる人を幸せにしたい

 卓球で結果を出してきた彼女。優勝の後、もう1つ“結果を出す約束”をした。それは「起業家になる」という約束だ。借金は返済したが健康を害した父が病床で言った、「もう一度、事業を起こしたい」。彼女は「代わりに私がやる」と約束した。25歳の時に父は亡くなり、起業する約束が残された。

 「卓球をやる人を幸せにしたい」という思いから、DIOジャパンの本社を置く愛媛県で卓球クラブ「えひめTTC」を運営し、森薗美月さんら有力選手を擁する。「坊っちゃんカップ道後温泉卓球大会」で地域活性化にも貢献している。「人を幸せにする」が原点だからこそ、コールセンター事業にも自然体のビジネス感覚で臨める。“人間がウリ”の事業の裏には、結果を出す努力と、努力した人だけが得られる無心があった。

下呂検定:県内外から227人が挑戦--ホテル水明館で /岐阜

2月26日12時2分配信 毎日新聞

 下呂市の文化や観光などの「下呂通」度を試す第2回下呂検定がこのほど、下呂温泉のホテル水明館であった。下呂の魅力を再発見してもらおうと、市や下呂温泉観光協会などでつくる実行委員会が実施し、県内外から227人が挑戦した。
 7歳から80歳まで幅広い年代が受験した。50問(1問2点、1時間)で、4者択一のマークシート方式。温泉の入浴方法、下呂の方言、泉質を問う問題など多岐にわたった。70点が合格ラインで、合格者には認定証とバッジが贈られる。
 昨年の第1回検定試験では240人が受験し、合格者は98人だった。【奈良正臣】

天井板落下:串間温泉いこいの里、大浴場を当分休業 /宮崎

2月25日16時1分配信 毎日新聞

 串間市本城の串間温泉いこいの里の大浴場「リフレ館」で22日、浴室の天井がはがれ落ちる事故があり、同市は同館の営業を当分休止し、3月中旬営業再開を目標に24日、修復工事に着工した。別棟のゆったり館やレストラン、物産館は営業している。
 職員が調べたところ、高さ3メートルの天井から縦1メートル、横2メートルの天井板の1枚が落下していた。営業前で入浴客はいなかった。市は全面的に天井板を改修することにした。
 同温泉は、委託管理する三セクの「串間リフレッシュビレッジ」(社長・鈴木重格市長)が5000万円を超える負債を抱え、3月末で会社整理する予定。市が新たな委託管理者を募集したところ、観光業者ら3社(串間市1、宮崎市1、大阪府1)が応募した。25日に運営計画のヒアリングを行い、3月3日に市民代表も加えた選考委員会で決定する。

静岡空港:開港まで100日 島田市役所などイベントでPR /静岡

2月25日11時2分配信 毎日新聞

 6月4日の静岡空港開港まであと100日に迫った24日、島田市役所やJR島田駅などで、県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」などが就航先が書かれたパンフレットなどを配る空港PRイベントが行われた。
 イベントは島田市が主催し、市職員や地元商工会の関係者ら計28人が参加。ふじっぴーと一緒に、市内の大型スーパー5店舗や川根温泉も回り、パンフレット2000冊を配り、開港をPRした。
 また、イベントに合わせ、市が独自で作った空港PR用の卓上型のミニのぼり旗(縦30センチ×横10センチ)が市の各課カウンターなどに置かれた。【浜中慎哉】

食卓・お風呂でも、子供のケータイ依存“重症”…文科省調査

2月25日21時50分配信 読売新聞

 文部科学省は25日、小中高生の携帯電話に関する初の利用実態調査結果を発表した。

 中学2年の約2割が1日に50通以上のメール送受信を行っており、100通以上やりとりする小学生もいた。

 入浴中や食事中も携帯電話を手放せない子供もおり、子供の「ケータイ依存」が進んでいることが改めて浮き彫りになった。

 一方、児童買春に悪用されているプロフ(自己紹介サイト)について約7割の保護者がよく理解していないなど、親が子供を守るための基本的な知識を持ち合わせていないことも分かった。

 調査は昨年11~12月、無作為抽出した公立の5000校で小6、中2、高2計1万6893人とその保護者を対象に実施。約6割の親子から回答があった。

 それによると、携帯電話所有率は小6が25%、中2が46%、高2が96%。通話時間は大半が1日10分未満だったが、メールの利用は多く、1日30通以上やりとりする小6が7%、中2が33%、高2が28%だった。

 携帯サイトを1時間以上利用しているのは、小6が2%、中2が14%、高2が39%。特に高2女子の15%は3時間以上使っていた。

 また、食事中に携帯電話を利用する児童生徒も12~25%、入浴中の利用も3~17%に上った。高2の場合、授業中に携帯電話を使っている生徒が18%いた。

 メール回数が増えると就寝時間が遅くなる傾向も顕著だった。小6の場合、携帯電話を持っていない児童の41%は午後10時前に就寝し、午前0時以降に寝る子は2%だった。これに対し、メールのやり取りの多い児童で午後10時前に就寝する子は9%で、午前0時以降に寝る子は21%もいた。

 トラブルに遭う例もあり、高2の5%が「個人情報や写真などを流された」、9%が「掲示板などで悪口を書かれた」と答えた。

 保護者の知識不足も目立ち、プロフについては67~70%の保護者が「知らない」「詳しく知らない」と回答。高2の44%はプロフを開設したことがあるが、我が子が開設していると思っている高2の保護者は17%にとどまった。悪質サイトの閲覧を制限するフィルタリング機能も、保護者の半数以上が理解していなかった。

お風呂川柳年間賞など決まる/神奈川新聞湘南版掲載

2月24日22時0分配信 カナロコ

 「湯を浴びて心の嵐軽くする」「派遣切り湯けむりごしに明日思う」―。神奈川新聞湘南版の「湯快爽快(そうかい)お風呂川柳」の二〇〇八年年間賞が決まった。同時に「湯快爽快グループ」(本部・茅ケ崎市南湖、亀井信幸代表)主催の「第三回湯快爽快お風呂川柳コンクール」入選も決まり、二十四日、合同表彰式が開かれ、賞状と副賞が贈られた。

 本紙「お風呂川柳」の年間賞「天」は逗子市新宿、野中勝さん(63)の「湯を浴びて」が見事初栄冠。「初めての投句だったのでびっくり」と野中さん。「地」は茅ケ崎市柳島、内田定行さん(71)、「人」はさいたま市西区プラザ、荻原徳夫さん(67)が選ばれた。

 五―十二月の月間賞「天地人」二十四句を年間賞候補とし、選者荻原美和子さん(NHK学園川柳講座講師)が選んだ。投句総数二千四十二句。

 一方、湯快爽快グループ「第三回コンクール」(審査委員長・堀井勉県川柳協会会長)では、優秀賞に伊勢原市、吉原郁夫さん(45)の「派遣切り―」が選ばれた。「派遣切りは、される方もする方もつらいもの。そんな思いを込めました」と吉原さん。

 湯快賞には大和市、五井裕之さん(33)、爽快賞は平塚市、中川英幸さん(22)、審査員特別賞に座間市、遠山サツ子さん(80)が入選。ほかに特別賞七句が選ばれた。グループ七店舗から六百七十九句の応募があった。