ヒノキの香りで心ポカポカ お年寄りにメッセージ 三重

敬老の日の20日、三重県尾鷲市の温泉施設「夢古道の湯」で、尾鷲ヒノキの間伐材の木片に、お年寄りへのメッセージを書いて湯船に浮かべる「敬老の日100のありがとう風呂」と題したイベントが開かれた。「家族一緒にお風呂に入ってきずなを深め、体も心も温まって欲しい」との願いが込められている。

 木片は直径9センチ、厚さ3センチで99個浮かべられた。最後の「ありがとう」は、湯船でお年寄りに直接伝え、全部で100にして欲しいとの演出。メッセージは地元の小学生や入浴客から集めた。

 同県御浜町から来た原章三さん(63)は「ほほ笑ましい気持ちになった。初めて見たけどいいアイデアだと思います」と感心していた。26日まで行われる。

自給自足に四苦八苦 関西大生ら合宿/朝来

自給自足生活の実践で知られている朝来市和田山町朝日の「あ~す農場」を、関西大学と京都教育大学の学生たちが17日まで2泊3日の合宿に訪れている。環境や食料問題などを学ぶため、大学生協が毎年実施している研修の一環として企画。約15人の学生が日ごろの便利な生活を離れ、自然の恵みに寄り添う山の暮らしを体験している。

 農場は23年前、西宮市から移り住んだ大森昌也さん(68)が開いた。田畑を耕し、鶏や豚などを飼って食糧を自給。豚のふんなどを発酵させたメタンガスを調理に使い、家の前を流れる川を利用した水力発電で電力の半分ほどを自給。炭焼きや天然酵母のパン作りで得た現金収入で、ガソリン代などをまかなう。

 学生たちは15日午後の到着直後から、大森さんの長女ちえさん(24)、次女れいさん(20)、三女あいさん(20)の手ほどきを受けながら、肥料やメタンガスの元になる鶏や豚のふんを運んだり、鶏の卵を集めたり、まきを割って風呂を沸かしたりと、絶え間なく続く作業に追われた。

 16日には、鶏さばきに挑戦。れいさんとあいさんが手本に包丁で鶏の首を切り落とすのを、学生たちは言葉も出ない様子で静かに見つめていた。学生2人も2羽の首を切って計3羽をしめた後、みんなで羽根をむしり、包丁でささみやモモなどにさばいた肉は、夕食のカレーの具になった。関西大3回生の横村佳奈さん(21)=大阪府吹田市=は「鶏の首が切られた瞬間、頭が真っ白になった。私たちのために死んでくれたのでふだん以上に味わって食べてあげたい」と話していた。

 食育に関心があって参加した同大学2回生の西内志帆さん(19)=伊丹市=は「食品ができるまでどんな過程があったか、ふだんはわからない。ここではその過程が省かれることなく、いろいろ勉強できる」と話していたが、鶏の解体を体験した後、「ここまで知る必要があるのかどうかわからない」と少し考え込んだ様子。「でも、時間がかかって大変なことはよくわかりました」と語った。

 大森さんは「こういう自給自足の暮らしがあることを知ってもらい、将来過疎の山で自活する若い人たちが増えるのが一番の望みです」と話していた。

熊野の郷:ヒノキの丸太に感謝を込めて 敬老の日に特別風呂--松阪 /三重

◇言葉を募集中
 お年寄りへの感謝の気持ちを湯船に浮かべてみませんか--。松阪市中万町の温浴施設「熊野の郷」は敬老の日の20日、思いを書き込んだヒノキ丸太の輪切りを浴槽に浮かべる「ありがとう風呂」を企画し、感謝の言葉を募集している。

 今年の母の日から始めた企画で、父の日に続く第3弾となる。ヒノキは殺菌効果があるうえ、香りも好評で、お年寄りへの敬意を表すため、敬老の日にも実施することにした。

 湯船に浮かべるヒノキは尾鷲市内の山林で伐採した間伐材を利用する。直径9センチ、厚さ3センチに加工してあり、世界遺産の熊野古道の山林にちなみ、「世界遺産」の焼き印が押してある。

 「熊野の郷」で受け付け中で、寄せられた言葉を担当者が油性ペンで書き写し、浴槽に浮かべる。同施設は「日ごろの気持ちを自分の言葉でしたためてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは、同施設(電話0598・29・4126)。【橋本明】

福山女児変死で母親と同居男を逮捕 傷害致死容疑

8月末に福山市内で体にあざがある女児(2)が死亡した事件で、虐待で暴行を加えて死亡させたとして、広島県警は10日、女児の実母(21)と同居する男(20)を傷害致死の疑いで逮捕した。

 県警の調べでは、2人は8月31日、同市東手城町1丁目の自宅アパートで、女児に暴行を加えて頭に大けがをさせ、死亡させた疑い。

 10日午前7時15分ごろ、県警の捜査員が広島県内の男の実家を訪れ、任意同行を求めた。2人は同じ捜査車両に乗り込んだ。

 これまでの任意の調べに対し、2人は「風呂場で水浴びをしていて目を離したら浮いていた」と話し、女児が死亡した当日の暴行は否定しているという。

 県警の司法解剖の結果、女児の死因は頭に強い力が加わって脳が腫れる脳腫脹(しゅちょう)と判明している。頭部などに打撲のあとがあったことなどから、県警は2人が女児に虐待で暴行を加え、死亡させたとみて調べている。

ピンチ!88センチFカップ「バスタオルが何度も落ちそうになって」

グラビアアイドルの菜月理子(21)が4日、東京・秋葉原で最新DVD「絶対彼女」(晋遊舎、3990円)の発売記念イベントを行った。

 彼氏と温泉旅行に行く設定で、「お風呂にバスタオル1枚で入ったり、浴衣をはだけたり、ラブラブな感じです」とPR。入浴シーンでは「バスタオルがお湯を含んで重くなっちゃって、何度も落ちそうになりました」とのことで、ギリギリの危うさも楽しめそうだ。

 露出度が高い水着も盛りだくさんで、88センチFカップバストを惜しみなく見せ付けるシーンも。なかでも「下乳をよく見せてますね」と照れ笑いまじりに振り返った。

 ◆菜月 理子(なつき・りこ)1989年3月27日生まれ。東京出身。身長1メートル60、スリーサイズはB88(Fカップ)W55H86。趣味は料理、自分磨き。特技はクラシックバレエ。