虐待の厳罰化訴え、神戸と川崎で主婦ら署名集め

こどもの日の5日、幼い子の命を守ろうと、神戸市と川崎市の駅前で、主婦らが児童虐待の厳罰化などを求めて署名集めをし、親子連れのほか、高齢者から高校生まで幅広い年代の人たちがサインした。

 街頭署名は、大阪市西淀川区で昨年4月、松本聖香さん=当時(9)=が母親らの虐待で衰弱死したとされる事件を機に始まった「ひまわり署名プロジェクト」(成田浩子企画人)が実施。虐待致死傷罪の制定や児童相談所と警察の連携強化などを訴えている。

 神戸市須磨区の市営地下鉄名谷駅前では、子育て中の母親らが街頭で、イベントに子供を連れて来た父母らに署名を呼びかけた。

 署名に協力した9歳と5歳の娘を持つ神戸市須磨区の保育士の女性(39)は、「職場で服がいつも同じだったり、お風呂に入れてもらってなかったりする子供を世話した経験がある。同じ親として悲しかった。少しでも力になりたいと署名しました」と話していた。

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