九州北部の大雨続く、警戒呼びかけ

7月1日12時33分配信 TBS

 福岡県久留米市の筑後川河川敷では、午前8時頃から対岸まで見通せなくなるほどの猛烈な雨が降りました。濁流が流れている筑後川は、これから徐々に水位が増す見込みです。

 県内のJRや施設など交通機関にも乱れが出ていて、このうち福岡市西区今宿では、午前6時からの1時間に70ミリの激しい雨が降り、JR筑肥線が一部区間で運転を見合わせました。

 「もう1時間くらい待ってます」「9時からなんで、もうそろそろみんな出社してると思うんで」(利用客)

 また、県内各地で道路の冠水も相次いでいて、通行止めとなるところも出ています。活発な梅雨前線は、今後、九州北部から徐々に南下していく見込みです。これまでの雨で地盤が緩んでいるところもあり、土砂災害のほか、河川の氾濫にも注意が必要です。

 一方、大分県日田市の天ヶ瀬温泉では30日、増水した玖珠川沿いの露天風呂や宿の一部が冠水しました。日田市天瀬町の露天風呂では、すぐ横を流れる川が大雨で増水したため、浴槽に砂の混じった水や流木が大量に流れ込んでいます。

 一夜明けて、1日の玖珠川の水位は今のところ下がってきていますが、日田市などには朝から土砂災害警戒情報が発表されていて、予断を許さない状況です。

 「掃除もできない状態ですね。お湯も来てない状態なので」(天ヶ瀬温泉・水光園、森山広幸支配人)

 大分県では、これから多いところで1時間に60ミリの激しい雨も予想されていて、河川の増水や土砂災害に厳重な警戒が必要です。(01日11:35)

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