日奈久の人気大きく実れ 「ばんぺい湯」が完成 八代市 18、19日に開湯記念祭

7月15日7時7分配信 西日本新聞

 熊本県八代市が改築を進めていた日奈久温泉センター「ばんぺい湯」が14日完成し、報道関係者などに公開された。18日にオープンする。開湯(かいとう)600年の記念イベント「日奈久丑(うし)の湯六郎祭」も18、19の両日、同温泉街で繰り広げられる。

 日奈久温泉は室町時代の1409年、父の刀傷の治癒を祈願した浜田六郎左衛門が日奈久海岸で温泉を見つけたのが起源とされている。

 「ばんぺい湯」は、肥後細川藩の藩営温泉からの歴史を受け継ぐ施設。老朽化に伴い、昨年から約5億5千万円を投じて解体、建て直した。これまでも数回改築されてきたが、今回は大正期の木造2階建ての写真を参考に正面玄関に装飾板の唐破風(からはふ)を施している。

 3階建てで、延べ床面積約1300平方メートル。1階が地元住民用の公衆浴場(入湯料大人200円)、2階が大浴場(同500円)、3階が家族風呂(入湯料以外に利用料1000円と1500円)で、41台収容の駐車場を備える。

 日奈久は温泉地として栄え、かつては観光客が年間30万人を超えたが、現在は約8万人に減っている。市は「ばんぺい湯」に人気回復の期待を込める。住民も「開湯600年を機に地域活性化を」と実行委員会を結成、18、19両日は温泉発見の物語を題材にした市民劇や路地裏巡りツアーなどを予定している。

 同市日奈久出張所=0965(38)0614、日奈久温泉観光案内所=0965(38)0267。

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