「みなさんの清涼剤に」 水戸黄門の由美かおるが入浴シーン200回

8月3日13時8分配信 産経新聞

 TBSの人情時代劇「水戸黄門」で疾風のお娟(えん)を演じる由美かおるの入浴シーンが、かげろうお銀役を含めて通算200回に達した。由美は3日にTBS本社で開かれた記者会見で「視聴者の皆さんの清涼剤みたいに、見てくださってほっとしてもらう場面になってくれたらいいなと思い、演じてきた。でも、私はヌード女優じゃございません。アクションの方もみていただきたいですね!!」と笑顔で話した。

 見えそうで見えない清純なお色気という感じの入浴シーンは、今や「水戸黄門」の名物となっている。通算200回目は7月27日にスタートしたばかりの第40部第14話で、11月9日に放送される。撮影は既に7月28日に行われた。

 由美はこの日の会見で、「レギュラー出演するようになったとき(昭和61年4月28日放送の第16部第1話)の入浴シーンが印象的だった」と振り返る。

 「スタッフがスコップで掘った岩風呂が美しく、外で温泉に入っているようだった。でも、浅かったのでお芝居はやりづらかったんですけど…。(ご老公役の)西村(晃)さんらも一緒に入って。かなりインパクトありましたねえ」と懐かしむ。

 入浴の撮影では、湯あたりすることがないよう監督やスタッフが気遣い、撮影をできるだけ短時間で済ませようと努めている。特に湯加減の調節には気を配るという。夏は35度ほどで「水に近い感じ」(由美)だが、これでは湯煙が上がらないため、ドライアイスを撮影現場で仕込み、湯気を出す。冬には体温よりやや高めに設定しているという。

 スタッフはほとんど男性とあって「撮影ではいつも緊張する。自然と恥じらいますね」とほんのりほおを赤らめる由美。湯船につかるときには、素肌の上に水着を着用し、その上にベージュ色の布製のものを付けているそうだ。

 7月6日に行われた「水戸黄門」今シリーズの制作発表会見では、「日ごろはあまり長風呂はせず、バブルバスを楽しんでいる。さわやかなハーブの香りが好き」と明かし、入浴300回を目指すかについては、「ワーオ、もうふやけちゃうかもしれないわあ」とコメントしていた。

 由美は、入浴シーン通算200回と同じ回で、レギュラー出演700回も迎える。毎日欠かさず朝と夜に約10分ずつ、深呼吸しながらストレッチ運動を行ってきたことが、今も昔も変わらぬ美貌(びぼう)を保ち続ける極意だと話していた。

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