伊賀の銭湯が「忍びの館」に 20日開館

3月15日12時17分配信 中日新聞

 忍びの里・伊賀市の新たな観光スポットとして同市上野紺屋町に20日オープンする忍者体験施設「忍びの館」が14日、関係者に公開された。まちなかの元銭湯を改修し、手裏剣打ちや映像を使ったゲームなどで本格的な忍者体験ができる。
 上野商工会議所青年部が、中心市街地活性化の呼び水にと3年間の期間限定事業として企画。4月1日から市内で始まる伊賀上野NINJAフェスタに間に合わせ開設する。
 参加者は、手裏剣打ちや巻物を釣り上げるゲームなど5種類の“任務”に挑戦。目玉の大型スクリーンを使ったゲームは、映像と連動した剣を振り、画面の敵を倒していく。体験者からは「子どもだけでなく大人も楽しめる」と感想が漏れた。
 番台や脱衣棚など元銭湯の懐かしい雰囲気はそのまま残した。青年部の中原光宣部長は「これまで観光は上野公園が中心だったが、この施設を拠点にまちなかを歩いてもらえれば」と期待する。入館料は大人700円、中学生以下500円。営業時間は土日祝日の午前10時から午後5時まで。 
 (平井良信)

鉄道と自転車で遊びに来て 豊橋発→売木村、来月25日にイベント

3月13日12時15分配信 中日新聞

 JR飯田線と自転車で愛知県豊橋市から売木村を訪れ、キャンプや物産展などを楽しむイベントが、4月25日に開かれる。主催する同村では「鉄道と自転車を利用した新しい遊び場として、村をPRしていきたい」と意気込んでいる。
 午前9時半に豊橋駅に集合し、特急伊那路で天龍村の平岡駅へ。昼食をとり、自転車で売木村の星の森オートキャンプ場まで34キロ、高低差900メートルを3時間ほどかけて走る。夜は村特産のシイタケや売木米、飯田市竜丘産の肉などのバーベキューを楽しみ、コテージに泊まる。
 翌日は村営温泉施設や村内の桜めぐり、村の物産展「春色感謝祭」などがあり、午後3時に現地で解散する。
 物産展の会場では、飯田FMとFM浜松、FM豊橋の3ラジオ局が合同でつくる1時間の番組「もっと三遠南信情報局in南信州うるぎ」の公開生放送にも参加する。
 参加費は1泊3食付き1万2000円で、定員15人。問い合わせは、同村役場=電0260(28)2311=へ。 
 (海老名徳馬)

矢祭振興公社:基本財産を流用 仕入れや職員給与に--07、08年度 /福島

3月13日12時2分配信 毎日新聞

 矢祭町の温泉宿泊施設「ユーパル矢祭」を運営する財団法人「矢祭振興公社」(理事長・古張允町長)が07、08年度の2カ年度にわたって基本財産を取り崩し、流用していたことが12日分かった。所管する県知事の承認を得ていなかったという。
 同日開かれた町議会一般質問で、古張町長が明らかにした。
 町などによると、同公社の基本財産は2500万円で、町が全額を出資。公社は07、08年度とも、数百万円ずつ数回に分けて取り崩し、仕入れ代金や職員給与などに充てていた。07年度は年度末に取り崩した分を返還したが、08年度は結婚式などの施設利用が予想を下回り、返還できなくなったという。
 同公社職員の「ユーパル矢祭」支配人は取材に対し、「基本財産の残額が現在いくらか分からない。流用は当時の理事長の決裁を得て行い、運転資金に回した。運営が厳しく、背に腹は代えられなかった。知事の承認が必要なことは分かっていた」と説明している。
 同公社は運営難のため、職員給与の一部支給が遅れているほか、出入り業者への未払い金も生じているという。町は、基本財産の全額補てんや未払い金の解消などに充てる補助金4000万円を、今年度の補正予算案に計上している。
 同公社を所管する県は、基本財産の取り崩しについて「公益法人の県規則に違反している可能性がある。事実を調査し、必要なら指導する」としている。【和泉清充】

愛媛、広島交流始動 広域観光圏を世界に発信

3月13日7時57分配信 産経新聞

 愛媛県と広島県の相互交流を積極的に促し、広域観光圏としての魅力を引き出そうと、広島県の藤田雄山知事と愛媛県の加戸守行知事、広島・松山両商工会議所の会頭が4月4日、松山市の松山城山頂に集い、「交流促進宣言」を行う。

 今年のしまなみ海道10周年を機に、坊っちゃん劇場(東温市)で4月4日から上演されるミュージカル「鶴姫伝説」の広島への出張公演(9月)も決まり、広島も同県でブームとなっている伝統芸能「広島神楽」を4日から、松山市で初めて披露することになった。

 この文化交流を機に、瀬戸内をはさんだ広域観光圏を互いに意識し、国内だけでなく世界に発信しようという輪が財界を中心に広がり、今回の知事を交えた交流促進宣言に発展した。しまなみ海道開通後、両県が文化や観光面で連携する取り組みが本格化する。

 宮島と原爆ドームが世界遺産に登録された広島。昨年は日本三景の1つの宮島に訪れた観光客が過去最高を記録した。現在、同県を訪れる外国人観光客は東京、京都に次いで全国第3位。このうち西欧人が全国でトップの6割を占める。

 広島商議所の大田哲哉会頭は「愛媛には日本最古の道後温泉や松山城、坊っちゃん劇場など広島にない多彩な歴史、文化拠点がある。しまなみ海道や高速船で愛媛と広島がリンクすれば、風光明媚(めいび)な瀬戸内海を介して世界中に自慢できる観光圏が構築できるはず」と意欲的だ。

 広島神楽は江戸時代から継承される芝居仕立ての神楽で、軽妙な節回しやダイナミックな演技が特徴。松山城山頂では午前10時から、午後6時からは道後温泉本館前の坊っちゃん広場で。また、5日は午前10時からホテル奥道後で、スサノオノミコトが大蛇を退治する「八岐大蛇」や「英彦山(ひこさん)の巻」を安芸太田町の上殿神楽団が上演する(観賞無料)。

禁煙条例で旅館経営者が要望書

3月13日7時57分配信 産経新聞

 旅館の若手経営者で構成する「箱根温泉旅館若手経営者の会」と「湯河原温泉旅館協同組合青年部」は12日、神奈川県が制定を目指す「公共的施設における受動喫煙防止条例」について、松沢成文知事に要望書を出すなどした。

 要望書では、▽宴会場などの禁煙や完全分煙について実施基準が不明確▽急激な景気低迷の中で売り上げ減少が懸念される▽完全分煙工事実施に伴う資金調達が不安-などの問題があると指摘。

 「長期にわたって宿泊客が減少する厳しい環境の下で、事業継続のためサービス向上に必死に努めていることを信頼してほしい」としている。さらに、条例案ではロビーなどの禁煙を義務づけるなどしているが、「禁煙、完全分煙の実施では、それぞれの施設管理者の裁量に委ねてもらいたい」と要望している。

「亡き妻」と別府再訪感激 リバイバル新婚旅行 モニターツアー好評

3月13日7時7分配信 西日本新聞

 かつて新婚旅行で別府を訪れた人にもう一度足を運んでもらう取り組み「リバイバル新婚旅行」のモニターツアーが10日までの3日間の日程であり、42年ほど前に新婚旅行で訪れた東京都の男性が息子夫婦と孫とともに別府を楽しんだ。

 別府を再訪したのは、東京都墨田区の谷川光男さん(60)。埼玉県所沢市に住む長男明也さん(37)と亜矢さん(31)夫妻に孫の纏(てん)君(2つ)を合わせた4人で参加した。谷川さんは、6年前に当時55歳だった妻友子さんを病気で亡くした。明也さんが「他界した母との思い出の新婚旅行で立ち寄った別府に連れて来てあげたかった」と応募した。

 8日に別府入り。3日間で地獄めぐりや鉄輪散策のほか、オールディーズを楽しめるヒットパレードクラブや大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市)など別府と周辺の観光名所を堪能した。

 谷川さんは、新婚旅行の際、別府への到着時間が遅れ、「温泉に入ったことしか覚えていない」という。新鮮な気持ちで別府を観光したという谷川さん。「温泉をはじめ地獄めぐりなど、素晴らしい施設がたくさん。妻が一緒ならすごく喜んだと思う。今回は結婚指輪を連れてきました」と感激していた。

 明也さんは「鉄輪散策で歴史などを教えてもらうと興味が倍増した。関東からでも十分にお客が呼べると思う」と気に入った様子だった。

着物に着替えて街を散策-山口市菜香亭の着付けサービスが2周年

3月12日18時15分配信 山口経済新聞

 山口市菜香亭(山口市天花1)が行っている「きものレンタル・着付けサービス」が今月で2周年を迎える。

 山口市菜香亭の周囲は、昔の街並みが残る竪小路筋や一の坂川沿い、大内文化や幕末に関する歴史的観光資源が多く残る地域であることから、観光客や山口市民に着物を着て街歩きを楽しんでもらおうと、2007年3月に同サービスが始まった。主催は「山口の街並をきもので歩こう会」。

 これまでの利用者は、県外や市外からの観光客、海外からの旅行客など、観光目的で訪れた人が多いという。市民でも着物に興味がある人が「散策して写真を撮りたいから」と利用することも。

 同サービスを観光客や市民にも知ってもらい、気軽に楽しんでもらおうと、2月下旬にパンフレット「やまぐちぶらり きものさんぽ」を作成。市内の観光案内所や公民館、湯田温泉の旅館・ホテルなどで配布している。パンフレットには、掲載店舗のカフェ、雑貨店などに着物で訪れると割引サービスやコーヒーサービスが受けられるクーポンも付いている(6月末まで)。

 利用料金は、2時間まで=2,500円、2時間以上~1日=3,500円(レンタル・着付け)。利用前日までの予約が必要。今月20日~29日は、2周年企画で料金を1,000円引きにする。予約・問い合わせは山口市菜香亭(TEL 083-934-3312)まで。

 開館時間は9時~17時。火曜定休。

さつま切子:原田夏希さん、鹿児島市長を表敬 /鹿児島

3月12日17時1分配信 毎日新聞

 大河ドラマ「篤姫」で、小松帯刀の側室「お琴」役を演じた女優の原田夏希さん(24)が11日、鹿児島市役所で森博幸市長を表敬訪問した=写真。原田さんが、帯刀とお琴の墓参を希望し、県が招待した。
 原田さんはお琴の演技を振り返り「画面には現れない側室ゆえのさみしさや悲しみを想像し、帯刀といる時の喜びを表現した」という。10日、日置市日吉町で墓参した際、「『私、ちゃんと演じられたかな』と思って、お琴に謝っちゃいました」と明かした。
 鹿児島を訪れたのは初めてだが、「黒豚しゃぶしゃぶや温泉もよくて、一週間ぐらいいたいな」と気に入った様子。県は今後、鹿児島の観光や物産をPRする「薩摩大使」に委嘱するという。

花風香の湯:今月末で閉業--「甲賀創健館」内 /滋賀

3月12日16時1分配信 毎日新聞

 甲賀市は11日、同市甲賀町大久保の健康増進施設「花風香の湯館」内の温浴施設「花風香(かふか)の湯」を今月末で閉業すると発表した。利用客減少を受けた措置で、今後の活用方法は未定。
 花風香の湯は96年にオープン。天然ハーブの風呂として人気で、ピーク時の98年には約20万8000人が訪れた。しかし、周辺に本格的な温泉施設ができたこともあり、利用客は年々減り、昨年は約10万5000人だった。【金志尚】

ロープウエイ50周年記念し湯の山で祭典 4月、健康や環境テーマに

3月12日12時20分配信 中日新聞

 菰野町・湯の山温泉の開湯1300年と御在所ロープウエイ開通50周年を記念したイベント「スポーツと健康と環境の祭典」が、4月11、12両日に温泉街のグリーンホテルを主会場に催される。
 湯の山温泉旅館組合の青年部員ら10人でつくる湯の山温泉未来委員会が、春の誘客イベントとして企画した。
 県出身で北京五輪女子レスリング金メダリストの吉田沙保里選手が、栄和人・中京女子大レスリング部監督とともにトレーニング指導(11日午後3時)と講演(12日午前10時)をする。
 このほか、フリースタイルフットボールチーム「球舞」や、芸能人サッカーチーム「ザ・ミイラ」も出演し、リフティングショーやサイン会などを実施。11日午後4時半からは、各選手との夕食会(料金3000円)も予定している。
 会場には、特産品の販売や木工体験などのコーナーを開設。
 環境負荷低減対策として、近鉄など公共交通機関での来場者には、ペア宿泊券などが当たる抽選券を進呈する。
 西田太郎委員長(28)は「健康や環境はこれからの時代のテーマ」とPRしている。問い合わせは湯の山温泉協会=電059(392)2115=へ。
 (大森準)