つやつやと輝くご神体にまたがり…御利益

約1・1メートルの木彫りの「ご神体」を露天風呂に入れる奇祭「金勢祭り」が29日、岩手県花巻市湯口の大沢温泉で開かれた。

 温泉の裏手の山に祭られたご神体を湯で洗い、女性がまたがると子宝や安産などの御利益があるという。

 今年は県内外の女性6人が参加。つやつやと輝くご神体が湯船に入れられ、法被姿の参加者がまたがるたび、見学者から拍手が巻き起こった。一関市から参加した女性(35)は「とても珍しいお祭りで楽しい体験ができた。良い子が授かるといいですね」と喜んでいた。

(2010年5月1日08時54分 読売新聞)