1月27日6時13分配信 河北新報
◎遭難者救助を訓練/七ケ宿
本格的な冬山シーズン到来を迎え、山スキー客や登山者の遭難事故を想定した救助訓練が25日、宮城県七ケ宿町侭ノ上のみやぎ蔵王七ケ宿スキー場で行われた。
県山岳遭難防止対策協議会白石支部(支部長・吉田邦光白石署長)の主催。白石、蔵王、七ケ宿の1市2町の救助隊員と、白石署員合わせて約40人が参加した。
訓練は前日早朝にスキー場から峠田岳(1、081メートル)を目指した山スキーの男性が、稜線(りょうせん)付近でビバークしている―との想定で行われた。参加者は輪かんじきなどを着用して深い雪上を歩行したり、ゾンデ棒で遭難者を捜索したりする訓練に真剣な表情で取り組み、万が1の事態に備えた。
白石署管内の1市2町では2008年、計6件の山岳遭難があった。
◎盗難注意呼び掛け/大崎鳴子
スキー場での盗難警戒などに当たる鳴子署のスキーパトロール隊の出動式が20日、大崎市鳴子温泉のオニコウベスキー場で行われた。
同隊は2005年に発足し、鳴子署員13人で構成されている。スキー、スノーボードの盗難や車上荒らしの警戒、ゲレンデでの事故防止を呼び掛ける。休日を中心に3月末まで、鳴子温泉にあるオニコウベ、上野々両スキー場を巡回する。
出動式には隊員のほか、スキー場の関係者ら約10人が出席。清水政則鳴子署長のあいさつの後、早速隊員が注意喚起のチラシを配布していた。