バレンタインデーの14日、金沢市神宮寺のスーパー銭湯「和おんの湯」では、甘い香りを漂わせた“チョコ湯”が登場し、訪れた客たちが体全体で茶褐色の湯を味わった。
様々な変わり種風呂を企画することで知られる同店では、バレンタインの季節にあわせたチョコの湯は6回目の実施。今年は、カカオエキスとカカオバターを配合した「ショコラの湯」を用意した。「一番の効能は、香りで癒やされるところ。美肌にも効く」(同店)といい、その甘い香りに誘われるように男性客が次々にチョコ湯につかり、滑らかな肌触りを楽しんでいた。
父親と一緒に訪れた金沢市芳斉の三島久幸(ひさこ)ちゃん(5)は「好きなチョコの甘いにおいがする」とはにかんだ笑顔。妻からはチョコをもらえなかったという父の純正さん(42)も「代わりに飲んでいきます」と冗談交じりに話していた。
(2010年2月15日 読売新聞)