お風呂の正しい入り方や楽しみ方などを、かわいいイラストを添えて紹介するインターネット上のWEB絵本「おふろにはいろう!」が完成した=写真=。
ガス会社や浴室機器メーカーで作る「風呂文化研究会」が、インターネットで無料公開している。パソコンで見たり、自由に印刷したりできる。
同研究会では、入浴を通じて、心身の健康を育む「浴育」を提唱し、様々な活動を行っている。この浴育の一環として、今回は小学校低学年までの親子を対象に、ネット上の絵本を作成(25ページ)した。医学博士で日本温泉療法医会顧問の植田理彦(みちひこ)さんが監修している。
絵本では、体をきれいにし、ゆったりした気持ちになるお風呂の役割や、必ずかけ湯をし、ぬるめのお湯に入るなど、入浴の注意点を解説。ペットボトルを使ったお風呂での遊びやお風呂の歴史、世界各地のお風呂なども紹介している。
同研究会代表の東京ガス都市生活研究所では「子どもの頃に正しい入浴習慣が身に着けば、大人になってからも健康を保つことに役立つ。親子のコミュニケーションにも生かしてほしい」と話している。
絵本は、同研究所のホームページ(http://www.toshiken.com/furobunka/index2-2.html)で閲覧したり、ダウンロードしたりできる。問い合わせは同研究所(03・5400・7554)へ。
(2010年4月6日 読売新聞)