上田の3人死傷:撮影トラブルか 3人で日ごろ口論 県警、殺人容疑も視野に /長野

11月22日15時1分配信 毎日新聞

 上田市上丸子の住宅街で老夫婦が死亡、真向かいに住む男性が重体になった事件。境界線を巡るトラブルなのか。旧丸子町役場や丸子中そばの住宅街で起きた突然の悲劇に、近隣住民には驚きと不安が交錯した。3人の間で日ごろから口論していたという情報もあり、県警は殺人事件も視野に入れて詳しい原因を調べている。【大平明日香、大島英吾】
 亡くなった元船員、唐木一男さん(82)、妻博美さん(75)と、唐木さん宅で倒れていた樋口邦雄さん(45)をよく知る近隣住民は困惑した様子だった。
 樋口さんの車は私道から国道152号の交差部分で、博美さんの下半身に乗り上げた状態で停止していたという。当時、博美さんを助けようとした50代女性は「(博美さんが)くの字になっていて、意識がなかった。車はドアロックとサイドブレーキが掛かっていて動かせなかった。まさか近所でこんなことが起きるとは」と声を詰まらせた。
 近くの工場の男性(63)は「『火事だ』との声がしたので、消火器を持って慌てて唐木さん宅に駆け付けた。玄関に鍵が掛かっていたので、風呂の窓から消火した」と緊迫した当時を振り返った。
 樋口さんは母親と2人暮らし。市内の工作機械製造会社に勤めており、勤務先の社員は「普段は無口で淡々と仕事するおとなしいタイプ。欠勤したことはなく『なぜ来ないのか』と話題になっていた」と話した。
 自営業の男性(47)は「一男さんは真面目で、博美さんは社交的だった。(樋口さんの)車が、唐木さん宅の塀にこするなどのトラブルがあったことは聞いていたが、事件と関係しているのか」と首をかしげていた。近くに住む女性(74)は「普段から博美さんが、樋口さんの車が敷地に入っていたかどうかを撮影しようとしていたようだ」と語った。

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