東浜居組道路:開通式 鳥取・兵庫両県の関係者ら祝う--新温泉 /鳥取

11月25日15時1分配信 毎日新聞

 兵庫県新温泉町居組と岩美町陸上を結ぶ東浜居組道路(3・5キロ)の開通式が24日、新温泉町の居組インターであり、兵庫、鳥取両県の関係者ら約100人が完成を祝った。
 両県境を結ぶ国道178号は「七坂八峠(ななさかやとうげ)」と呼ばれるほど険しく、特に冬季は交通の難所となっていた。
 東浜居組道路はこれを解消するバイパスとして01年から両県が建設。約115億円かけ、対面2車線、設計速度80キロの自動車専用道路として完成した。
 これまで10分かかった居組―陸上間は4分で結ばれる。新温泉町浜坂から鳥取市の約29キロは、国道178号や9号経由より10~15分短縮されると見込まれ、鳥取県と結びつきの強い但馬北西部地域の利便性や災害時の安全の向上、観光などの交流促進が期待される。
 開通式は井戸敏三・兵庫県知事や平井伸治知事、新温泉、岩美両町長や地元関係者らが出席。テープカットとくす玉を割って開通を祝い、渡り初めした。【藤田宰司】

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