農産物加工場が完成 園部町農業公社 地元産米でもち生産へ

11月27日11時29分配信 京都新聞

 園部町農業公社(京都府南丹市園部町黒田)が敷地内に建設していた農産物加工場が、このほど完成した。園部町産米を使うもちの製造を中心に活用し、米を製粉加工して米粉の利用拡大も図るという。
 鉄骨プレハブ平屋で約150平方メートル。製粉室、もち加工室、もち保管室、冷蔵貯蔵室などを備えている。機械設備は製粉機、もちつき機、蒸し器など。建物工事費と設備費を合わせた総事業費は約4000万円。
 園部町の遊休農地で栽培したもち米で公社職員がもちを製造し、同加工場や、町内の道の駅「京都新光悦村」やるり渓温泉で12月上旬から販売する。また、農家が持ち込む米を製粉機で加工し、米粉の利用促進を図る。地産地消で園部町産米の消費を拡大するとともに、米の栽培面積を増やして農地保全を進める狙いだ。
 佐々谷吉美事務局長は「園部町の農産物を使った、安全安心な加工品の製造拠点にしたい」と話している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA