12月22日8時1分配信 産経新聞
「冬至」の21日、入浴やマッサージなどが利用できる大型温泉施設「神戸サウナ&スパ」(神戸市中央区)で、露天風呂などに計約1000個のゆずが浮かべられ、休日を利用した家族連れなどが季節感あふれるゆず湯を堪能した。ゆず湯は店の男性用露天風呂と女性用屋内風呂の2カ所で利用できる。23日まで。
同店では、朝10時ごろからスタッフ2人で段ボール箱に入ったゆず約1000個を、次々と風呂に入れていった。日本では昔から冬至の日にゆず湯に入ると風邪をひきにくくなるとされ、血液の流れをよくする効果があるともいわれる。
スタッフがゆずを入れ終えると、早速お湯につかっていた同市中央区の会社員、大谷茂さん(44)も「ゆず湯なんて最近の家ではやることもないし、とてもいい気持ち」とご満悦の様子。
同店マネジャーの稲葉谷潤さん(33)は「不景気のなか、がんばっているサラリーマンの方々に、少しでもこのお湯につかって疲れを癒やしてもらえれば」と話した。