12月25日9時49分配信 京都新聞
社会保険庁改革の一環で売却入札された京都府京丹後市大宮町の国民年金健康センター「丹後おおみや」を、同町の飲食店経営会社「シマダ」が1億5150万円で落札したことが24日、分かった。同社は「温泉や宿泊など現行の機能を継続、充実させ、集客に努めたい」としている。
同社は飲食店のほか、市の指定管理者として温泉施設なども運営。来年2月1日のセンター閉鎖後、期間を置かず施設を引き継いで営業を続けることを希望している。同時に建物改修や新サービスの準備なども進め、来夏には新施設として本格オープンを目指す。
同社の嶋田照明社長は「丹後半島の中心に当たる好立地。経営のノウハウを生かし、行政とも連携して喜んでもらえる憩いの場にしたい。センターの従業員もできる限り雇用する」と話している。
センターは1995年にオープンし、結婚式場や宴会場、温泉浴室などを備える。入札は独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)」が今月19日に実施。1月13日に売買契約を結ぶという。