2月4日7時7分配信 西日本新聞
萩市観光協会(松村孝明会長)は2008年の観光調査をまとめた。それによると、同市を昨年訪れた観光客数は144万4711人。10年ぶりに150万人を超えた前年に比べ4、1%減少したが、宿泊客数は47万9781人で、前年比1、5%増えた。修学旅行生は1万3065人で、同2、6%減った。
同協会は、宿泊客の増加について、(1)山口デスティネーションキャンペーンの効果(2)萩温泉の浸透(3)萩まちじゅう博物館構想などによる文化財を生かしたまちづくり(4)明治維新140年記念事業や着物ウイークin萩など多彩なイベントの開催‐などを理由に挙げている。
一方、マイナス要因としては、ガソリン代の高騰と長引く不況、椿(つばき)開花期間中の花不足などを指摘している。
松村会長は「今年は萩城下町のハード、ソフトをさらに充実させ、萩の元気さを全国に情報発信したい」と話している。
同市では21日から約2万5000本のかれんなヤブツバキが自生する笠山の椿群生林で、「萩・椿まつり」(3月22日まで)が始まり、春の観光シーズンが幕を開ける。