お風呂川柳年間賞など決まる/神奈川新聞湘南版掲載

2月24日22時0分配信 カナロコ

 「湯を浴びて心の嵐軽くする」「派遣切り湯けむりごしに明日思う」―。神奈川新聞湘南版の「湯快爽快(そうかい)お風呂川柳」の二〇〇八年年間賞が決まった。同時に「湯快爽快グループ」(本部・茅ケ崎市南湖、亀井信幸代表)主催の「第三回湯快爽快お風呂川柳コンクール」入選も決まり、二十四日、合同表彰式が開かれ、賞状と副賞が贈られた。

 本紙「お風呂川柳」の年間賞「天」は逗子市新宿、野中勝さん(63)の「湯を浴びて」が見事初栄冠。「初めての投句だったのでびっくり」と野中さん。「地」は茅ケ崎市柳島、内田定行さん(71)、「人」はさいたま市西区プラザ、荻原徳夫さん(67)が選ばれた。

 五―十二月の月間賞「天地人」二十四句を年間賞候補とし、選者荻原美和子さん(NHK学園川柳講座講師)が選んだ。投句総数二千四十二句。

 一方、湯快爽快グループ「第三回コンクール」(審査委員長・堀井勉県川柳協会会長)では、優秀賞に伊勢原市、吉原郁夫さん(45)の「派遣切り―」が選ばれた。「派遣切りは、される方もする方もつらいもの。そんな思いを込めました」と吉原さん。

 湯快賞には大和市、五井裕之さん(33)、爽快賞は平塚市、中川英幸さん(22)、審査員特別賞に座間市、遠山サツ子さん(80)が入選。ほかに特別賞七句が選ばれた。グループ七店舗から六百七十九句の応募があった。

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