温泉学会:全国から50人“熱い思い”語る--温泉津 /島根

3月3日16時2分配信 毎日新聞

 全国の温泉愛好者らで作る「温泉学会」(会長、竹下賢・関西大学法科大学院教授)の春季大会が2日、大田市温泉津町で開かれ、温泉への“熱い思い”を語り合った。
 この日は、約50人が温泉津コミュニティセンターに集合。あいさつに立った竹腰創一市長は「温泉津温泉の薬効と本質的な魅力をアピールする絶好の機会」と歓迎した。
 続いて、竹下会長の司会でパネルディスカッションがあり「今、入湯税を考える」と題し、法律家や旅館経営者ら3人の会員が専門的見地から意見を述べ合った。
 発言は、1957年に地方税の目的税として規定された入湯税が、現在の実態に合わない古い法律と指摘。税が、温泉の基盤整備に使われているのは一部で、ほとんどが道路整備など一般財源化していることが問題とし「すぐに廃止は難しいが、目的税から外すことはできると思う」と結んだ。
 3日は午前9時から、同市大森町の石見銀山世界遺産センターで、「世界遺産と温泉」をテーマにシンポジウムが開かれる。一般の参加も可(無料だが、資料代が必要)。【船津健一】

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