豪州のTV局を県観光協など招く 県内名所巡り撮影

3月16日12時35分配信 中日新聞

 オーストラリアの民放テレビ局のスタッフが15日、県内の観光名所などを巡って同国内で放送する旅行番組の撮影を行った。日本政府観光局(JNTO)や県観光協会などが、オーストラリアからの誘客を狙って招いた。
 一行は番組プロデューサーやカメラマンなど5人。14日に来日し、この日は塩尻市木曽平沢の木曽漆器工房で伝統の木曽漆器作りを撮影したほか、奈良井宿で五平もちやそばを堪能した。この後、松本市の国宝松本城へ移動。城内で甲冑(かっちゅう)や戦国時代の火縄銃などを熱心に撮影してた。
 16日からは白馬村スキー場や地獄谷温泉、善光寺などで撮影する予定で19日に帰国する。番組は今秋、放送される。
 県観光協会の担当者は「円高や経済不況などで観光業界の先行きが危ぶまれるなか、メディアを通じて長野県を魅力的に取り上げてもらい、少しでも観光客の増加につながれば」と期待していた。
 (宿谷紀子)

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