【登別温泉】温泉を活用した健康づくり講座「登別温泉フィットネスクラブ」が5日、第一滝本館を皮切りに始まった。登別市内の36人が参加。採血や筋肉の柔軟性測定などの後、約1時間運動し、汗を流した。
地元住民の健康づくりに温泉や自然を活用してもらおうと札幌のNPO法人、健康保養ネットワーク(理事長・阿岸祐幸北大名誉教授)が主催。国の地方再生事業に認定されており、2200万円の補助金を活用した。
各宿泊施設の宴会場を使ったエアロビクス、体操教室や周辺の遊歩道の散策など、来年3月まで20回行う。毎回、運動後には入浴してもらう。同NPOは「運動後の入浴でさらに血行が良くなる」。
初日は、武道の動きや呼吸法を取り入れた体操を行った。腹式呼吸をしながら手を挙げたり、つま先立ちをする動きに市内若草町の無職、清瀬三十八さん(67)は「簡単そうですが、実際動くと難しい。早く入浴でさっぱりしたいですね」と話していた。(水野薫)