「湯育」のロゴマーク募集/箱根・ユネッサン

11月3日11時0分配信 カナロコ

 箱根町二ノ平の温泉テーマパーク「箱根小涌園ユネッサン」は、入浴を通じて健康な子供に育ってもらおうという「湯育(ゆいく)」をテーマにしたロゴマークを募集している。選ばれたマークは、パンフレットなどで使用される。募集期間は十二月十二日まで。

 ユネッサンは昨年から湯育に力を入れ始め、子どもが安全に入浴できるよう浴槽が全面ラバー素材の遊び場を造るなどしている。今回の募集は、シンボルをつくってさらに「湯育」を盛り上げようという試み。

 条件は、「湯育」「YOU」「お風呂コミュニケーション」のいずれかの言葉を使うこと。A4判の用紙にマークと言葉を描く。氏名、住所、電話番号も明記する。最優秀作品一人に宿泊券(四人分)をプレゼント。十二月末にホームページ(HP)上で発表する。

 担当者は「食育のように、湯育という言葉が浸透するようなマークを考えてほしい」と話している。応募方法などの問い合わせは、ユネッサン電話0460(82)4126。

コンビ仲は“適温”WaTが握手会

11月3日8時2分配信 サンケイスポーツ

 シンガー・ソングライターデュオ、WaTが2日、東京・稲城のよみうりランドで新曲「36℃」の発売記念握手会を開催し、9800人が集結した。WaTとしてはデビューした平成17年以来の握手会で、前日1日の大阪を合わせて計1万8300人を動員。ウエンツ瑛士(23)は「ハンドクリーム塗って、爪を切って万全の態勢で待ってました」とあいさつ。

 最近はそれぞれソロ活動が目立っていたが、小池徹平(22)は「2人のときがしっくりきます」と満面の笑み。ウエンツは新曲のタイトルにかけ、「ボクらの間の温度は40度くらいかな。長い間、つかっていられるから」と、2人の関係を風呂にたとえた。

仙人風呂:田辺・川湯温泉で始まる 地元園児らが歓声 /和歌山

11月2日14時0分配信 毎日新聞

 田辺市本宮町の川湯温泉で1日、大塔川をせき止めたプール大の露天温泉「仙人風呂」が始まり、地元の園児や遠来の家族連れらが秋空の下で一番風呂を楽しんだ。2月末まで無料開放している。
 熊野本宮観光協会(菊池博子会長)が85年から始め、毎年11月~翌年2月の4カ月間、温泉郷を流れる大塔川の砂利をかき上げて作る。大きさは長さ50メートル、奥行き15メートル、深さ60センチで、川岸からわき出す73度の源泉を清流で40度前後に調整している。
 近くのたんぽぽ保育園からは敷地涼君(6)ら24人が招かれ、水着姿で湯をかけ合うなどして歓声を上げた。午前5時に大阪を出発した家族連れは「9歳の長女が小さい時から、毎年のように一番風呂に来ています」と話し、堪能していた。【吉野茂毅】

別府八湯・名人への道:/21 湯屋えびす(明礬) /大分

10月31日17時2分配信 毎日新聞

 ◇弟のデビューを祝福
 長男裕紀(4カ月)が温泉デビューを果たした。長女日向子(3)と妻、そして筆者の4人で「湯屋えびす」の家族湯に入ったのだ。裕紀を抱きかかえて白濁した湯船につけると、日向子は「裕くん、おめでとう」と声をかけた。
 1876(明治9)年創業の老舗旅館「ゑびすや」が作った入浴施設だ。硫黄分が強い明礬(みょうばん)地区の湯は昔からあせもなどの皮膚のトラブルや傷などに良いと言われてきた。本田麻也女将(42)は「蚊に刺された時も、薬を塗るより温泉でお湯をつけた方が効くほどです」と語る。
 湯には自信があった。それを多くの人に知ってもらおうと先代が作った入浴施設を大幅に作り替え、日帰り客を重視した施設として05年秋にリニューアルオープンした。別府湾を見下ろす窓からの景色も自慢のひとつだ。1階と2階の大浴場は日替わりで男湯、女湯になる。「2階にはゆったりと窓の外の景色を楽しみながら半身浴で体を温める湯船も作りました」と本田さんは言う。
 やや青みがかった白濁の湯から、ほんのりと香る硫黄のにおいが心地よい。大好きな「くさくさ温泉」に、日向子もご機嫌だ。頭を洗いながら「幼稚園で『あー、どっこいしょ』ってソーラン節、練習しとるんで。汗かくから、しっかり洗わんと、いかんのでぇ」と説明してくれた。【祝部幹雄】
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 95度の単純硫黄泉など2本の源泉を持つ。露天風呂や内風呂など多数の湯船を備えた大浴場(大人1000円)や家族露天風呂(60分平日2000~2300円、土・日・祝日2500円)などがある。入浴受け付けは午前10時~午後10時。問い合わせは0977・67・5858。

「幽霊なんて出ませんよ」――格安家賃の“事故物件”を探してみた

10月31日12時5分配信 Business Media 誠

 「曲がったキュウリだからといって、食べられないわけではない」

 子どものころ、安売りの曲がったキュウリを買っては、よく祖母がそう言っていた。味を楽しみ、栄養を摂るだけなら、少しぐらいキュウリの形が悪くても問題はない。真っ直ぐなキュウリに比べて何となく気分は悪いかもしれないが、気持ちと価格の“トレードオフ”なら価格を選択する人も多いだろう。

 曲がったキュウリのように、世の中には気持ちの問題さえ解決すれば、安く手に入るものがある。賃貸住宅でそれに当たるのが“事故物件”だ。

 事故物件とは、以前住んでいた人が何らかの理由で部屋の中で亡くなった物件のこと。部屋で先住者が亡くなった事実を次の借り手に告知することは、宅建業法や消費者契約法で義務付けられているが※、事故物件には生理的に拒否感を持つ人も多いのでなかなか借り手は見つからないもの。そこで、誰かが借りた実績を作って告知義務をなくすために、相場以下の家賃で貸し出されるのだ。

※亡くなってから何年・何代目までといった期間までは詳しく定められていないが、少なくとも次の借り手には伝える必要があるとされている

●事故物件を探せ

 マンガや小説では、賃貸物件を借りようとした人が事故物件を勧められるというシーンが出てくるが、実際に不動産屋に行って事故物件を勧められたという話を筆者は聞いたことがない。そこで、事故物件はどのように流通しているのか、調べることにした。根っからのゲーム好きの筆者、上京した時に秋葉原に住もうとしたが、家賃の高さから断念した経験がある。もし秋葉原に格安の事故物件を見つけられたなら、その夢もかなうだろう。

 とはいえ、どうすれば事故物件が見つかるものなのか。分からないので、まずは賃貸業者の営業所を直接訪ねて、事故物件の有無を聞いてみることにした。

 大半の業者では「扱っていない」「知らないねえ」などと門前払いだったが、御徒町のある賃貸業者で事故物件を扱ったことがあるという担当者に会うことができた。事故物件は、大家にもよるが1~2年限定で月2~3万円安くなるというのが標準という(礼金はなし、敷金は1カ月に減額するのが一般的とか)。

 秋葉原近辺の事故物件を探してもらうように依頼したが、「それは難しい」と担当者。賃貸業者では顧客の希望物件を探すため、データベースに家賃や路線などさまざまな条件を入力して検索するのだが、「事故物件」という条件は存在しないのだ。「単に安い物件なら簡単に探せますが、設備が整っていながらワケありで安いという物件は探しにくい」(担当者)。

 「そんなに手間にはならないので、ある程度の条件さえ伝えていただければ、毎日新しく出てくる物件の中から検索して探しておきますよ」と担当者。そこで、「秋葉原近辺の1DK、風呂・トイレ付で月6万円の物件」(注:相場より3万円程度安い)とリクエスト。「見つかったら携帯に連絡するので楽しみにしておいてくださいね!」と担当者から心強い言葉をもらった。

●事故物件が人気!?

 業者からの連絡を待つ間、ほかにも事故物件を探す方法はないかと調べてみた。すると、いくつかの公営住宅ではWebサイトを通じて、事故物件の借り手を募集していることが分かった。

 中でも最も多くの物件を紹介しているのが、独立行政法人のUR都市機構だ。全国77万戸(2006年度末)の賃貸住宅を保有する同機構では、事故物件を「特別募集住宅」と称して、該当する物件が現れ次第Webサイトに掲載して、借り手※を募集しているのだ。

※誰でも借りれるわけではなく、収入もしくは貯蓄が一定に達していなかったり、世帯人の中に暴力団員がいると申し込みできないといった制限もいくつかある。詳しくはこちら。

 UR都市機構の特別募集住宅の特典は、2年間家賃が半額になること※。そして家賃だけでなく、敷金も通常の半額で済む(ただし割引期間後も住み続ける場合、差額を払わなければならない)。また住戸内は、通常の補修のほかにも先住者が亡くなった状況に応じて、浴槽、便器、洗面器などの設備を交換している。

※入居開始可能日の属する年度の、翌年度の初日から2年間が割引期間になる。つまり、入居開始可能日が10月なら、2年半割引を受けられる。ちなみにUR都市機構は礼金・更新料・手数料・保証人は不要。

 UR都市機構は全国6エリアで営業しているが、関西エリア、中部エリア、九州・沖縄エリアについては、それぞれリンク先で物件の一覧を掲載して、借り手を募集している。残りの3エリアのうち、北海道・東北エリアと中国・四国エリアでは、特別募集住宅が滅多に出ないことからWebサイトには掲載せず、営業センターのみで募集しているという。

 しかし、最も物件が多いはずの関東エリアでは、Webサイトに特別募集住宅の一覧を掲載していない。なぜか? それは、募集戸数を上回る申し込みが毎回来ているからだ。そのため、以前は先着順で特別募集住宅の借り手を決めていたのだが、より公平にするために2003年10月からは毎月初頭に抽選会を行って、借り手を決定するようになった。中でも家賃が高い東京地区は特に需要があることから、2008年4月から割引期間が1年間に短縮されている。

 抽選会の話は東京都・八重洲の営業センターで聞いたのだが、事故物件に人気が集まっているとは少し信じがたい話。そこで実際に抽選会に行って、その真偽を確かめることにした。

●どんな物件があるの?

 関東エリアでの特別募集住宅10月期抽選会は10月1日、新宿アイランドタワー16階の一室で行われた。会場が開くのは10時からなのだが、筆者が着いた9時半ごろにはすでに10人ほどが並んでいて驚く。信心深くない傾向にある若い男性が多いかと筆者は想像していたが、予想に反して、並んでいた人には60歳ぐらいの高齢者が多かった。

 10時になると会場が開く。部屋はテニスコートほどの大きさで、手前に数台並べられた長机に申込書や特別募集住宅一覧が置かれている。その奥にパイプ椅子が100脚ほどあり、さらに奥へ進むと抽選手続きを行う机がある。長机で申込書を記入し、担当者に渡して、パイプ椅子に座って待つという流れだ。

 とりあえず長机に座り、資料を見ると14戸の特別募集住宅が紹介されていた。「2007年度は毎月10戸から60戸程度だった」(UR都市機構)ことからすると、今回の物件数は少ないほうだろう。

 最も家賃の高い物件は東京都・晴海の3LDKで月24万7400円(割引後は月12万3700円)、安い物件は東京都・小平市の1DKで月4万8600円(割引後は月2万4300円)と価格帯は幅広い。場所も広尾や晴海といった都心の物件から世田谷、千葉県・船橋までそろっている(残念ながら秋葉原近辺の物件はなかった)。先住者の死因は病死が最も多いことから、高度経済成長期に建てられたいわゆるニュータウンの物件が多くなるという。

 参加者の様子を眺めていると、すぐに申込書を書き始める人がほとんど。前月の25日過ぎにはどんな物件が抽選会に出されるか分かるため、各営業センターを訪れたり、電話で確認したりして、どの物件に申し込むか事前に決めている人が多いようだ。

●「幽霊なんて出ませんよ」

 申込書の提出期限である10時半が近付くにつれて、じょじょに参加者は増えてくる。平日ということからか、仕事を抜けだしてきたような雰囲気のスーツ姿の男性数人がギリギリになって駆け込んできた。

 10時半に締め切った時の最終的な参加者数は45人(付き添いだけで申し込んでいない人もいた)。男女比率は6対4程度、若い女性が数人おり、外国人も参加していた。

 14戸の物件に45人が申し込むなら、単純に考えると倍率は3倍を超える。しかし実際は、すべての物件に応募があるわけではなく、一部の物件に希望がかたよった。今回の最高倍率は金町駅前2DK(月7万7500円→月3万8750円)の物件で11倍。申し込みを受け付けると、逐次ホワイトボードに希望者の番号が記され、競争率が分かるようになっているため、提出を遅らせて競争率が高い物件を避けるというテクニックを使うことも可能だ。抽選は縁日で使うようなガラガラ回して数字を書いた球を出す抽選機で行う。低倍率の物件から抽選していき、15分ほどで抽選会は終了した。

 契約手続きを終えた20代の女性に「特別募集住宅の話はどこで聞いたのですか?」と聞いてみた。すると「地元の営業センターで『安い物件ありませんか』と尋ねたら、特別募集住宅というものがあると教えてもらったのです。実は今住んでいる団地もそうなんですよ」という。特別募集住宅に住んでみた感想を尋ねると、「もちろん幽霊とかは出ないですし、特に変わったことは起こりません。デメリットは友達が家に来る時、若干引くぐらいのことですかね」と笑って答えてくれた。

 抽選会で希望者が出なかった特別募集住宅はアイランドタワー2階にある営業センターで改めて一覧を掲示して、借り手を募集する。抽選に外れた参加者たちが帰り際、ほかの物件を探している姿が見られた。一覧が掲示されるのは新宿の営業センターだけだが、依頼すればどの営業所でも一覧を取り寄せてくれる。

 公営住宅ではUR都市機構のほかにも、都営住宅がWebサイトで事故物件の入居者を募集している。こちらは家賃半額の割引期間が3年間になるなど条件がUR都市機構とは多少異なっており、物件の数も少ない。同様の募集は各都道府県で行っており、Webサイトで物件一覧を見ることができるところもある(宮城県営住宅)。

 さて、日にちを見れば分かるように、ここまでは1カ月前の話。そろそろUR都市機構では11月期の特別募集住宅抽選会も行われる(11月期の抽選会は11月4日)。「あこがれのアキバに月6万円で住める」とワクワクしていた筆者だが、御徒町の業者からはいまだ音沙汰がない。もしかすると、体のいい断わり文句だったのではないかとも、この頃思いつつある。もし連絡が来れば、後日談も掲載したい。

LMD:生活そのものを防災に 徳島大・黒崎助教が新しい考え方 /徳島

10月30日16時0分配信 毎日新聞

 ◇日常の行動こそ備え--京都大と連携へ
 徳島大学環境防災研究センターの黒崎ひろみ助教(32)が、防災に対する新しい考え方「ライブ・マネジメント・デザイン(LMD)」を考案した。お金をかけず▽現実的に▽今の生活そのものを防災にする――ことで、「防災=生活」という意識付けを促す考え方。黒崎助教は「防災は特殊なものではない。『当たり前のように日常やっていることこそが防災に役立つ』と気づく大切さを訴えていきたい」と話している。【深尾昭寛】
 24日に京都大で開かれた第3回防災計画研究発表会で発表した。
 LMDは基本的に、災害発生時に企業が事業を継続するため練る対応策「事業継続計画(BCP)」を個人に応用していく考え。生きるために最も必要な「衣、食、住、金」▽それに次ぐ重要な物▽その他の大切なもの――と同心円の図を作成。被災時に何が必要か、具体的にイメージ化し、それらを災害時に維持するための参考材料にしていく。
 黒崎助教は、特に大切な点として、図上の「金」と「衣食住」へのリンクを切ることを主張する。現在の防災活動は「啓発活動が盛んなのに、災害への備えが浸透しない」というジレンマを抱えていると指摘。理由として、被災までは備蓄されるだけの防災グッズや非常食・水が、金銭的にも物量的にも家庭が負担するには大きすぎる点を挙げる。「だからこそ、日常生活での行動が、防災に役立つと気づいてもらうことが大切」と言う。
 具体的には、「防災時の非常食の備蓄」として乾パンの購入・貯蔵だけでなく、普段から食べる缶詰、干物、脱脂粉乳などを、常に一定量ストックしながら食卓に回していく▽風呂の湯を抜かず、災害発生時の非飲料水に活用する▽常に身分証明や通帳・印鑑・保険証を身近に置いておく――などを例示。とりたてて手間もなく日常生活で意識付けさえしておけば、生活そのものが十分に防災への備えになることを示した。
 黒崎助教は同センターで、防災教育の実施や被災地での情報収集といった活動にあたる。県内を中心に24の教育機関で防災教育を実施したり、被災者と話し合う中で「防災は特殊」という考え方がその継続を阻害している現状に気づいたという。
 学会でも評判は上々。「防災は生活である」という言い方に大きな反響があったという。今後は京大と連携し、これまでの防災教育やイベントなどをどう改め、いかに住民に近づけるか研究を進めていくとしている。

あさぐるツアー:ホテルからタクシーで、「朝市」「朝風呂」楽しんで--八戸 /青森

10月29日13時1分配信 毎日新聞

 ◇格安、プレゼントも--来月から
 八戸市の庶民文化となっている朝市と朝風呂を県外の旅行者に楽しんでもらい、観光を盛り上げる「はちのへ『朝めし』『朝ぶろ』乗合タクシー運行事業」(通称・八戸「あさぐる」ツアー)が来月から実験的に行われる。
 市中心部のホテルに泊まる旅行者が、早朝から営業する市内の銭湯や朝市を格安で体験できるツアーで、観光庁の「08年度観光産業のイノベーション促進事業」の実証事業に選ばれた。期間は11月11日~来年2月22日。
 事業に参加しているホテルに泊まる客は、前日午後10時までにホテルにツアーを申し込み、翌朝タクシーがホテルと朝市・銭湯間を送迎する。出発は午前6時と同7時の2回で、タクシーは他の利用者との乗り合いとなる。コースは朝市の開催日によって変わるが、▽朝市二つを回る(600円)▽朝市と銭湯を回る(1000円)▽銭湯2件をはしごする(1400円)など――4種類。代金は往復のタクシー代や入浴料を含む。利用者にはオリジナルエコバッグやタオル、八戸名産のふのりを使ったせっけんとシャンプーがプレゼントされる。
 主催者の八戸観光コンベンション協会と八戸広域観光推進協議会は「八戸の朝の名物・朝市と朝ぶろを安価な乗り合いタクシーで利用してもらい、八戸をアピールしたい」といい、実証期間後の本格運用につなげたいとしている。問い合わせは八戸観光コンベンション協会(0178・41・1661)か八戸広域観光推進協議会(0178・27・8260)。【喜浦遊】

甘い香りで癒やし 萩原温泉でリンゴ風呂

10月28日11時23分配信 中日新聞

 【岐阜県】下呂市萩原町四美の温泉施設・飛騨川温泉しみずの湯で、露天風呂にリンゴが浮かべられ、入浴客が甘い香りを満喫した。

 この時期は館内で高山市久々野町のリンゴを販売。2年前、台風で落ちた果実で試した「リンゴ湯」が好評だったため、今年は傷などで販売に向かない実を使った。

 男女の露天風呂に計160個を入れ、訪れた人たちは粋なサービスに大喜び。手に取ってにおいをかぎ、ひと味違った温泉気分を楽しんでいた。江上倫生支配人は「しょうぶ湯やゆず湯のように、季節を感じられる催しとして定着させたい」と話していた。リンゴ湯は11月23日にもある。

 (福本雅則)

自分の家が欲しい理由は、「安心感・満足感・達成感」を得たいから

10月28日9時25分配信 Business Media 誠

 気軽に引越しできたり、住宅ローンに追われたりすることがない代わりに、家賃を払い続けなければならない賃貸物件。賃貸に住んでいる人たちは、現在の住まいや理想の住まいについてどう考えているのだろうか。

 オールアバウトとNTTレゾナントの共同調査によると、賃貸または社宅・寮に住んでいる人で住まいに「満足している」(「満足している」+「まあ満足している」)人は55.8%。「満足していない」(「あまり満足していない+満足していない」)と答えた25.8%を大幅に上回った。

 現在の住まいで満足しているところ、不満なところはそれぞれどこなのだろうか。満足しているところでは「周辺の環境(犯罪、盗難など)」(60.3%)、「自然環境」(60.3%)、「学校・病院など公共施設」(60.2%)。不満なところでは「台所やお風呂など住宅設備」(54.0%)、「耐震性」(46.0%)、「間取り・広さ」(43.9%)が上位に挙がった。地理的な条件には満足しているが、建物自体には満足していない様子が伝わってくる。

●家は持ちたい?

 「夢の一軒家」とも言われるが、持ち家を欲しいと思っている人はどれだけいるのだろうか。理想として自分(または配偶者)の家を欲しいと思うか尋ねたところ、「自分の家が欲しい(「自分の家が欲しい」+「できれば自分の家が欲しい」)」が83.1%を占めた。

 自分の家が欲しいと答えた人にその理由を尋ねたところ、「安心感、満足感、達成感」(56.9%)がトップ。以下、「家賃がもったいない、割高だから」(41.2%)、「資産になるから」(39.9%)が続いた。

●持ち家を購入しない理由は?

 賃貸居住者の8割以上は自分の家が欲しいと思っているようだが、実際に住宅の購入を検討したことはあるのだろうか。住宅購入の検討経験を尋ねると、1度以上検討したことがある人は34.3%だった。検討したことがある人は、「情報収集(インターネットや雑誌など)」(61.1%)や「ショールームやモデルルーム見学」(50.9%)、「住まいのイメージづくり(希望条件の整理)」(43.7%)などを行ったようだ。

 結局購入しなかった理由を尋ねると、「資金面で難しかった」(52.1%)がトップ。以下、「いい物件が見つからなかった」(30.7%)、「具体的な計画を立てていくうちに、住宅購入が不安になった」(18.4%)、「家族や同居予定の相手等と意見が合わなかった」(10.2%)が続いた。

 インターネットによる調査で、対象は25~44歳の賃貸または社宅・寮の居住者1044人(男性52.4%、女性47.6%)。調査時期は9月10日から15日。

リフォームしたい場所はキッチン、分譲マンション居住者はリノベーションに関心あり

10月27日13時48分配信 nikkei TRENDYnet

 企業間トレードサイト「Alibaba JAPAN」を運営するアリババは2008年10月24日、住宅リフォームに関心のある消費者を対象とした意識調査の結果を発表した。それによると、リフォーム未経験者の多くが台所/キッチンをリフォームしたいと考えていることが分かった。また住宅設備などの取り替え/補修をするリフォームではなく、改修工事で間取りなどを変更し、建物の機能や用途を変えるリノベーションについて、分譲マンション居住者の4割以上が関心を持っていることが分かった。住宅販売が低調な中、リフォーム市場は今後需要増が見込まれ、市場拡大が期待されると同社は分析する。

 自宅のリフォーム経験について尋ねたところ、35.3%が「経験あり」と答えた。そのうち一戸建てに住んでいる人は38.1%、分譲マンションに住んでいる人は28.0%で、一戸建ての方がリフォーム経験者が多かった。

 リフォーム未経験者に今後のリフォーム意向について尋ねたところ、「具体的な予定があり、したいと考えている」が3.1%、「具体的な予定はないが、したいと考えている」が33.5%で、将来的にリフォームを考えている人は合計36.6%に上った。リフォームしたい場所を複数回答で聞いたところ、「台所・キッチン」(46.5%)が最も多く、以下「居間」(42.3%)、「風呂」(39.4%)、「収納」(21.1%)、「トイレ」(19.7%)と続いた。

 リフォーム経験者に複数回答形式で過去のリフォーム内容を尋ねると、一戸建て、分譲マンションともに「水回り関係の住宅設備(キッチン・浴室・洗面など)の取り替え、補修」が最も多かった。一戸建て居住者で次に多かったのは、「外壁補修・取り替え」(49.4%)、分譲マンション居住者で次に多かったのは「水回り関係以外の住宅設備(ドア・サッシ・収納など)の取り替え、補修」(47.8%)だった。

 間取りや耐震性、冷暖房換気設備などを改修工事によって向上させ、建物の価値を高めるリノベーションについて関心があるかを単一回答形式で尋ねたところ、「とても関心がある」が10%、「やや関心がある」が18%で、関心のある人は全体の3割弱いた。関心のある人の割合を居住建物別にみると、一戸建ての21.6%に対し、分譲マンションは45.1%と多かった。

 調査は2008年10月16日ー17日の2日間、30歳代―60歳代の男女300人(男女同率)を対象にインターネットで実施した。