富山県入善町舟見の温泉施設バーデン明日で二十日、冬至(二十二日)を前に、入浴客がカボチャ風呂を楽しんだ。
冬至にカボチャを食べると風邪をひかないとされる言い伝えにちなみ、観賞用の巨大カボチャを育てる地元の「あらせ野どでカボチャ友の会」が毎年行っている。
湯船となったカボチャは重さ二百二十キロと百七十五キロの二つ。韓国出身の富山国際大留学生李連嬉さん(22)は「こんなの初めて見た。体が温まって気持ちいいね」と額に汗して上機嫌。
長谷一司会長(63)は長雨と日照不足に泣いた今年の栽培の疲れをいやし、「来年はもっと大きなカボチャを育てたい」と意気込んでいた。 (平井剛)