小佐々の殺人時効成立

旧小佐々町矢岳免(現・佐世保市小佐々町矢岳)で1995年、一人暮らしの田嶋ミサノさん(当時67歳)が殺害された事件は3日午前0時、公訴時効(15年)が成立した。

 県警によると、95年2月3日午後2時45分頃、自宅横のトイレ兼風呂の小屋の中で、顔面から血を流して死亡している田嶋さんを、水道メーターの点検に来た同町職員が発見。鈍器のようなもので、頭や顔を数か所殴られていた。県警は殺人事件として捜査本部を設置したが、凶器の発見など犯人特定につながる有力な情報が得られないまま、時効を迎えた。

 県警捜査1課の鰐口達也課長は「地域の皆様のご協力を得ながら長期間捜査してきたが、結果的に犯人逮捕に結びつかなかった。被害者や遺族の期待に応えられず、大変残念です」とコメントした。

(2010年2月4日 読売新聞)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA