生後10か月の長女を風呂に沈めて殺害しようとしたとして、埼玉県警朝霞署は13日、同県和光市南、無職尾上由華容疑者(27)を殺人未遂容疑で逮捕した。
発表によると、尾上容疑者は12日午後11時45分頃、自宅浴槽(水深約40センチ)に長女を投げ入れ、殺害しようとした疑い。「子どもが部屋を散らかすのでストレスがたまっていた」と話しているという。
寝室にいた夫(42)が「ドボン」という音を聞いて風呂場に行き、服を着たままうつぶせで浮いている長女をすくい上げ、110番した。長女は無事だった。
尾上容疑者は、夫と長女の3人暮らし。捜査関係者によると、尾上容疑者は児童相談所に育児の相談をしたこともあったという。
(2010年6月14日07時17分 読売新聞)