再結成SPEEDが「裏話」披露 デビュー時は仲が悪かった?

11月24日21時25分配信 J-CASTニュース

 5年ぶりに再結成したボーカルダンスユニット「SPEED」が2008年11月23日、テレビ番組に出演し、デビュー時の裏話を披露した。それぞれ1学年ずつ違う小学6年から中学3年までの4人の少女が集まって結成されたSPEED。小中学生にとって1、2歳の差は大きかったようで、低学年と高学年の2チームに分かれた共同生活を送っていた。チームの間には衝突もあったとのことだ。

■「仲悪いんじゃん!」

 島袋寛子さん(24)、今井絵理子さん(25)、上原多香子さん(25)、新垣仁絵さん(27)のSPEED4人が出演したのは、KinKi Kidsが司会を務めるバラエティ番組「新堂本兄弟」(フジテレビ)。前番組の「LOVELOVEあいしてる」から約10年ぶりの出演となった。

 SPEEDは1996年にデビューし、数々のヒット曲を世に送り出したが、人気絶頂の2000年に突然解散。その後、2度の再結成を経たあと、08年8月、テレビ番組での企画をきっかけに3度目の再結成をして完全復活した。

 今回のテレビ出演では「デビュー当時の裏話」が主な話題となった。「一問一答」コーナーで、「デビューして大変だったこと」の質問に今井さんが「共同生活」と返答。当時は「妹チーム」(島袋・今井)と「お姉ちゃんチーム」(上原・新垣)の、年齢が近いもの同士で2部屋に別れて生活していたという。

 外出もままならず、「コンビニ行くのも5分」と決められ不自由な共同生活だったが、一番大変だったのが、「お風呂」と「電話」の順番。当時は携帯電話がなく、

  「親に電話するのも、長く話したいんだけど、次に待っている人がいると早く切らなきゃいけない」(島袋)

と、かなり過酷な環境だったようだ。

 2つのチームの間ではケンカもあった。特にメンバーの中で記憶に残っているのが「ラジカセ事件」。大き過ぎて邪魔になる練習用ラジカセを、夜どちらの部屋に置いておくかということで、「妹チーム」が「イヤだ」と拒否したところ、お姉ちゃんチームに「もの凄いキレられた」(島袋)。

 そして、お姉ちゃんチームの上原さんが「だったらずっと置かなくていい!」と、ラジカセを取り上げてしまったため、1週間以上も妹チームは音楽を聴くことができなかったという。

 これには堂本光一さんも「仲悪いんじゃん!」と突っ込みを入れていた。

■2人とは仲良くできそうもなかった?

 2つのチームのギャップの背景には、年齢に加えて、性格の違いもあったようだ。

 番組で「メンバーの初対面の印象」を聞かれたとき、上原さんは、1つ年上の新垣さんについて

  「仁絵ちゃんとは、『1番仲良くできそうだな』と思った」

と、返答。すかさず、「他のお2人(島袋・今井)とは仲良くできそうもなかった?」と質問されると、「(2人は)なんかすごい元気」だったと上原さんは答えた。

 一方で、上原さんと同じように隅のほうに座っていた新垣さんを見て「あの子だったら仲良くできる」と思ったのだそうだ。

 島袋さんも、上原さんの初印象を「おとなしくて静かな女の子」と答えており、「妹チーム=元気」と「お姉ちゃんチーム=おとなしい」という性格面の違いも際立っていたようだ。

 11月に発売された5年ぶりのシングル「あしたの空」が、オリコン初登場3位を記録し、現在も高い人気を持っているSPEED。かつては年齢がバラバラだったせいもあって衝突もあったが、いまはきっと仲良くやっているはずだ。

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