11月25日7時7分配信 西日本新聞
九州を代表する温泉の武雄(佐賀県武雄市)、杖立(熊本県小国町)、由布院(大分県由布市)が連携して、3温泉地の魅力をPRする「九州三湯(さんとう)温泉まつり」が24日、福岡市中央区の同市役所西側広場で開かれ、来場者は3つの温泉に手を浸す「指湯」などのイベントで、つかの間の温泉気分を楽しんだ。
3温泉地の行政や観光協会、旅館関係者らでつくる「九州三湯物語」の全体実行委員会が主催。集客増を狙って初めて九州一の繁華街・福岡市で共同PRを実施した。会場では地元に伝わる神楽や獅子舞の伝統行事を披露したり、地鶏やジャージー牛乳、香草など各特産品を使った鍋を振る舞ったりして、観光とグルメをアピール。
メーンである温泉の宣伝では、「足湯」ならぬ手で浴槽の温泉を楽しむ「指湯」を設置し、美肌や血行促進などそれぞれの効能や泉質をPR。福岡市では雨が降り、最高気温が12度と肌寒い中、来場者たちは湯けむりを上げる温泉に手を入れ「温かくて気持ちいい」と声を上げていた。