11月25日13時2分配信 毎日新聞
グリーンツーリズム「そば体験農園」の収穫祭が24日、延岡市北川町祝子川水流(つる)集落(13戸)であった。
農地の耕作放棄防止を狙った国の補助事業の一環で、そばの種まき、そば打ち、試食会を通じて、市街地と過疎地の交流を図る。参加費は、そば粉のお土産付きで1家族2000円。同市内の家族7組23人が8月24日、畑8アールに種をまいた。
この日のそば打ちは大崩研修棟であり、参加者はそばがきにも挑戦、第三セクター祝子川温泉にも入り、楽しい一日を過ごした。
同集落は約15年前まで焼き畑でそばを育て、今も年越しそばは自前で作っている。家族6人で参加した同市土々呂町の中里光臣さん(63)は「ここの水や空気がそばに合っているんでしょう。そばの香りが強くておいしい。最高のそばが打てましたよ」と話していた。【甲斐喜雄】