11月26日16時2分配信 毎日新聞
県は、07年度に県内の観光地を訪れた観光客数が、前年度比0・9%減の1億3213万人だったと発表した。統計を取り始めた71年度以降、過去最高だった06年度に次いで多かった。海水浴客やスキー客が好調だったが、06年度に開催されたのじぎく国体、のじぎく大会の参加者約100万人分が減ったほか、神戸空港(06年2月開港)の見学者数も落ち着き、減少に転じた。
減少率が大きかった地域は、スーパー銭湯の入場者数が減少した西播磨が前年度比95・7%、淡路ワールドパークONOKOROが4カ月間休園した淡路が同96・4%。神戸もルミナリエの開催期間短縮などが影響して同97・9%。但馬は城崎温泉やコウノトリ文化館の観光客が減少し、98・5%だった。
増加率が大きかったのは、昨年11月に考古博物館(播磨町)が開館した東播磨が前年度比101・9%。尼崎スポーツの森の入場者数が増えた阪神南、昨年11月に屋内テニス場「ビーンズドーム」がオープンした北播磨が同101・2%だった。
入り込みが多かった観光地は阪神甲子園球場(西宮市)が423万人で最多、明石公園(明石市)が285万人で続いた。【川口裕之】
〔神戸版〕