11月26日12時15分配信 那覇経済新聞
那覇・沖映通り近くのカフェバー「CaRaKui-Ya(からくいや)」(那覇市牧志2、TEL 098-863-7892)で11月24日、「命の源・母なる愛 おっぱい」をテーマにしたアートコラボレーション展「おっぱいいっぱいてん -極楽・母乳温泉へようこそ-」が始まった。主催は、アーティストユニット「TO BE HONEY(とぅびはに)」。
「とぅびはに」は、画家・木下裕子さん、歌手・阿部民子さん、フォトグラファー・大澤歩さん、イラストレーター・永井綾さんなど、さまざまなジャンルのアーティストによる「突発的にアートを融合させる変形自在のアーティスト集団」。年2回のペースでイベントを開催している。
同展では、約1年半前に他界したアーティスト・吉里榮子さんが描いた「おっぱいシリーズ」の作品約25点を中心に展示。作品は吉里さんが約20年前に描いたもので、水彩、色鉛筆など多彩な表現を用い、紙やサイズもさまざまな作品が並ぶ。そのほか、今回のイベントに賛同した県内在住のアーティストらによる絵画なども展示する。
今月29日は、同展のメーンイベントとなる「パフォーマンスデー」を開催。「おっぱいからつながる…家族」と題し、吉里さんファミリーの写真やその他の作品をプロジェクターで投影しながら、阿部さんによるライブを行うほか、吉里さん関係者の朗読、おっぱいグッズの抽選会なども行う。
今回のコラボ展の開催について、永井さんは「最初『おっぱいいっぱいてん』というタイトルで木下さんと二人展の話を進めていたところ、吉里さんの息子さんとの出会いがあった」とし、「息子さんにお話しを聞き、吉里さんの遺作を見せてもらいとても感動した。今回のイベントは、吉里さんやその家族を多くの人に知ってもらうためのものだったかもしれないと思い、吉里さんの作品をメーンにしたコラボ展へと企画内容を変更した」と振り返る。
「これは『おっぱい』が引き寄せた縁かもしれない。吉里さんの絵に込められたキラキラした思いを多くの人にぜひ感じてほしい」(永井さん)とも。
営業時間18時~翌2時。日曜定休。入場無料。12月6日まで。パフォーマンデーのチケットは1,000円。同店で販売する。