11月30日6時13分配信 河北新報
宮城県蔵王町遠刈田温泉のみやぎ蔵王えぼしスキー場が29日、県内のスキー場のトップを切って今季の営業を始めた。穏やかな青空の下、雪を待ちわびていたスキー、スノーボード客が足慣らしをした。
計10基あるリフトのうち、ゴンドラと石子第1、第2の3基が運行を開始した。積雪量が50センチに達した石子ゲレンデとマイペースコース、かもしかコースの一部が滑走可能になった。
標高1100メートル付近の石子ゲレンデは暖かい日差しが降り注ぎ、風もほとんどない絶好のスキー日和。スキー客らは午前9時のリフト運行開始とともにゲレンデに飛び出し、久しぶりの雪の感触をじっくり確かめた。
同スキー場の正式オープンは12月1日。降雪に恵まれたため、1998年以来10年ぶりに開業を前倒しした。同スキー場を運営する宮城蔵王観光によると、29日の利用客は約500人に上った。