<福祉の里>龍馬が日本初の新婚旅行で入った温泉、老朽化で廃止へ

11月29日17時47分配信 毎日新聞

 坂本龍馬が日本で初めてと言われる新婚旅行で訪れた鹿児島県霧島市の「塩浸(しおひたし)温泉」。唯一残る市営温泉「福祉の里」が老朽化のため、09年3月末で廃止される。

 「寺田屋事件」で負傷した龍馬が1866年3月、西郷隆盛や小松帯刀(たてわき)らに湯治の名所として紹介され、半月ほど滞在。妻お龍(りょう)と高千穂峰登山などを楽しんだ。

 夫妻が使ったという浴槽跡が一角に残り、「坂本龍馬 お龍新婚湯治碑」もある観光名所。今年は「篤姫」ブームで沸いたが、湯煙は間もなく静かに消える。【大塚仁】

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