12月3日6時13分配信 河北新報
サッカーJリーグ2部(J2)のモンテディオ山形のJ1昇格を祝うセレモニーや記念キャンペーンが、天童市のNDソフトスタジアム山形で6日、今季最終戦の水戸戦に合わせて実施される。チームを運営する社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会は「多くの県民に、夢の舞台に初挑戦できる喜びを選手と一緒に味わってほしい」と来場を呼び掛けている。
セレモニーは試合終了後で、選手たちがサポーターへの感謝の気持ちを込めてスタジアムを1周し、サインボールをスタンドに投げ入れる。小林伸二監督、宮沢克行主将らのあいさつに続き、観客の希望者と選手がピッチ脇でハイタッチして昇格の喜びをかみしめる。
昇格記念キャンペーンでは、天童市の天童温泉協働組合などが12ホテル・旅館から選べる平日ペア宿泊券を抽選で10組20人にプレゼントする。試合前、先着9000人に配られる「マッチデープログラム」の応募券で募集・抽選し、ハーフタイムに当選者を発表する。
スタジアム内の売店では、一部の食べ物や飲み物が「昇格お祝い価格」で販売され、名物の玉こんにゃくが通常の半額の50円となるほか、甘酒約300杯分が無料で振る舞われる。Tシャツやタオルマフラーなど昇格記念グッズの予約を受け付けるコーナーも設ける。
山形県内では祝賀ムードが広がり、山形、天童両市の市役所や商店街には「J1昇格おめでとう」と書かれた横断幕やポスターが掲げられた。スーパーのヤマザワ(山形市)は1、2の両日、県内全43店で記念セールを行い、パンや豚肉、牛乳などを通常の2、3割引きで販売した。
◎NDスタ広告看板山形大が来季継続/結城学長が会見
山形大の結城章夫学長は2日、記者会見し、J1昇格を決めたモンテディオ山形を引き続き支援するため、天童市のNDソフトスタジアム山形でのホームゲームでピッチ脇に設置している広告看板を、来季も継続する考えを示した。
山形大の看板は、今季のホーム開幕戦となった3月20日の岐阜FC戦から設置された。チームを支援しようと、結城学長ら教職員や学生有志が発起人になって募金を呼び掛け、費用を集めた。不足分は結城学長の「裁量経費」で補った。