県:公衆浴場も貸し切り「家族風呂」OK 制度改正へ /宮崎

12月5日17時1分配信 毎日新聞

 県は4日、温泉施設や銭湯で現在は認められていない混浴を解禁する方針を明らかにした。「一家で利用できる『家族風呂』を設置したい」との温泉施設からの要望があったのを受けたもので、近く関係条例の付則を改正をする。
 県議会一般質問で、宮本尊・福祉保健部長が、押川修一郎議員(自民)に答弁した。
 条例付則は「公衆浴場では8歳以上の男女を混浴させないこと」としている。しかし、本県を除く九州各県では独自条例で混浴を認めている。このため、大浴場とは別に、施設内に貸し切りができる小規模の家族風呂を作り観光の目玉にしている温泉施設も多い。県内温泉施設からも「観光のために」と条例改正を求める声が上がっていた。
 「風紀の乱れ」を懸念していた県だが、混浴用風呂の利用者名簿を作ることで、この点はクリアする方針だ。旅館やホテルでは、貸し切りの家族風呂は従来から認められている。【種市房子】

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