12月7日16時1分配信 毎日新聞
冬の北陸をアピールしようと、JR金沢駅で6日、郷土芸能の披露や県内温泉郷の宣伝があった。和倉、山中、湯涌など県内温泉旅館の女将(おかみ)約10人が自ら冊子を配ってPRした。
JRや県が主催。コンコースの舞台では、加賀藩で栄えた能(宝生流)の伝統を受け継ぐ金沢能楽会が幽玄の世界を演じた。茶の茎部分をほうじた名産「加賀棒茶」の振る舞いもあり、雪が舞う中、到着した観光客らは熱い一杯に一息入れた。
湯涌温泉(金沢市)の女将、宇野昌子さんは「夏の浅野川豪雨と景気悪化。厳しいがこんな時こそ前向きに頑張りたい」と話していた。【野上哲】