12月8日22時17分配信 日刊スポーツ
横綱白鵬(23=宮城野)が「異例」のけいこを実行した。8日、宮崎・西都市民体育館で行われた冬巡業で、横綱、大関のみでの申し合いを提案。東京場所前の横審けいこ総見ではあるが、巡業では珍しいけいこ風景に、ファンだけでなくほかの幕内力士も土俵下で見守った。
当初予定していた琴光喜(32)琴欧洲(25)日馬富士(24)の3大関に、横綱朝青龍(28)も加わった。白鵬は「みんな力が入っちゃうね。九州場所(の優勝インタビュー)でも言いましたが、『一丸となってやろう』ということです」と満足げに話した。
巡業地の宮崎県・東国原知事の「どげんかせんといかん」というフレーズばりの変革。風呂場で一緒になった朝青龍にも「たまにやるの? いいけいこだ」と言われたという。「大関だし、大関の力を見せたいと思った。いいいけいこでした」(日馬富士)「下の力士とやるのとは違うから。今日のお客さんはラッキーだったね」(琴欧洲)と参加力士にも好評だった。