12月14日8時2分配信 産経新聞
入札による売却が決まった三重県伊賀市西明寺の保養施設「ウェルサンピア伊賀」の存続について、地元関係者による設立発起人会が13日発足した。今後、地元の受け皿会社「株式会社伊賀」の設立を前提に資本金を集め、市民などからも1口2000円で協賛金を集めることを決めた。
発起人会はこの日、同施設で開かれ、市や市自治会連合会、上野商工会議所、伊賀上野観光協会などの代表11人で組織。代表に鹿野俊介・ウェルサンピア伊賀顧問を選出するなどし、会社設立に向けた方策が話し合われた。
それによると、会社は来年2月の入札時に落札できた場合の設立を想定し、関係者などの出資による資本金3000万円以上を目標額として設定。株式を1株5万円とし、20株まで予約を受け付ける。
これとは別に、市民などから集める協賛金は、同施設の温泉入浴券3750円分付きの特典を与え、予約の受付を開始。落札できた段階で協賛金を集める。
協賛金などの問い合わせは、発起人会事務局の同施設((電)0595・24・7000)へ。