いなべ市:空き民家生かし、認知症施設計画 /三重

12月16日12時1分配信 毎日新聞

 いなべ市は、空き民家を借りて重度の認知症の人が利用するデイサービス施設の整備を計画している。開会中の市議会定例会に地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金事業1000万円を提案、可決されれば来年4月以降に開所する。
 説明では、同市大安町石榑東の空き民家(木造2階建て延べ床面積140平方メートル)を借り、室内のバリアフリー化やトイレ、風呂などを改装、使いやすくして12人の認知症の人が1日を過ごすことができる施設にする。
 運営は、市社会福祉協議会が当たり、利用時間は午前9時から午後4時までを予定している。利用料は介護保険の認定等級によって異なり、昼食は実費が必要。送迎もする。
 市は今後、高齢化が進むと認知症専用施設はさらに必要になるとみている。市長寿介護課は「民家の活用で自宅と同じような生活ができ、地域の人との交流も可能になる」と期待している。【沢木繁夫】
〔三重版〕

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