岩手・宮城内陸地震:土砂ダム水位計、降雪期間は停止--東北地整局 /宮城

12月19日12時1分配信 毎日新聞

 ◇ヘリ監視に
 岩手・宮城内陸地震により栗原市花山の迫川流域にできた土砂ダムについて、東北地方整備局は18日、温湯(ぬるゆ)温泉より上流のダムに設置したセンサー・水位計の稼働を降雪期間中停止すると発表した。電源確保が難しくなるためで、ヘリコプターによる監視活動を月1~2回実施し安全確保に努めるという。
 同局によると、迫川流域には、センサー3基、水位計6基を設置していたが、多くは既に撤去済みで、雪解け後に稼働再開する方針。雪解け時期には流量増加が予想されるため、仙台管区気象台などと連携し災害防止を徹底するとしている。
 また、金子一義国土交通相が同局の新合同庁舎建設計画の凍結を表明したことについては、「国の方針決定を待って対応を決めたい」とした。
 現在の庁舎は既に耐震化工事が済んでいるが、同局は「震度5強の県沖地震なら耐えられるものの、それ以上の地震が起きれば業務が継続できなくなる可能性がある。現庁舎でこれ以上の耐震化工事を行うことは困難」としている。【青木純】

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