12月23日17時0分配信 毎日新聞
衰弱していた母親を風呂場に放置したとして、保護責任者遺棄罪に問われた生駒市本町、無職、崎山房和被告(29)の判決公判が22日、奈良地裁であった。松井修裁判官は「生きるのに必要な飲食を十分に与えず放置し、非常に危険で悪質。一方で、長年介護を一手に引き受けるなど酌むべき事情も認められる」として、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。
判決によると、崎山被告は5月19日正午~21日午前11時、糖尿病や貧血などで介護が必要だった母親(当時66歳)が風呂場で裸のまま横たわっているのを放置。母親は5月21日夜、死亡した。【石田奈津子】