12月23日17時1分配信 毎日新聞
高松市は22日、市立の高松、塩江の両美術館で施設使用料の計算間違いにより計約2000万円を徴収し過ぎていたと発表した。
市によると、美術館内のスペースを喫茶店などに使う場合は、その土地や建物の評価額に応じて使用料を年度ごとに算定。高松は1988年8月の開館当初から20年間、塩江は合併後の06年4月から約3年間、面積の計算ミスで、それぞれホテル経営「ゼスト」と「塩江温泉旅館飲食協同組合」に使用料を過大に請求、徴収し続けていた。
地方自治法では時効が5年とされているが、民法上は10年。塩江は全額返還するが、高松は20年にわたっており、市は「少なくとも10年分(約880万円)は返したい」と話している。【三上健太郎】