12月24日8時0分配信 スポーツ報知
トヨタ・クラブW杯3位決定戦で決勝ゴールを決めたG大阪のFW山崎雅人(27)が結婚することが23日、分かった。お相手は大分県別府市出身の家事手伝い・黒木道子さん(24)=同市在住の武道具店勤務・黒木攻太郎さん(63)の次女=で、2年半の交際を経て今月30日に婚姻届を提出予定。大分から移籍した今季は、初制覇を果たしたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)など国際舞台で大躍進。生涯の伴侶を得て新たな人生の第一歩を踏み出す。
世界を沸かせた大舞台の陰でひそかな思いを抱いていた。2人の愛の一区切り。山崎が「結婚」の決意を固めた。
3歳年下、2年半の交際を実らせてのゴールインだ。「どんな時でも支えてくれる。僕のために頑張ってくれる姿にひかれた」視線の先には道子さんがいた。大分に在籍していた06年夏、運命の人と巡り合った。
知人の飲食店で意気投合し、特別な気持ちを感じるようになった。サッカー人生の岐路に立った昨オフ。「雅人の行きたいところに付いていくよ…」残留か、移籍か-。悩み抜いた山崎を支えたのも道子さんだった。
「食事なんかも一生懸命。栄養学の本とかを買って、すごく勉強してくれてるなって思う」プロポーズは先月上旬。つかの間のオフを利用して訪れた兵庫・有馬温泉で「結婚しようか」とシンプルに伝えた。すでに大阪府内のマンションで暮らしており、今月30日に婚姻届を提出する予定となった。
新天地で迎えた08年は、国際舞台での活躍が目覚ましかった。ACLでは日本人トップの5得点。世界3位に輝いたトヨタ・クラブW杯でも、準決勝のマンチェスターU戦(18日・横浜国)を含む2ゴールと大躍進した。
この日は天皇杯準々決勝の名古屋戦(25日・神戸ユ)へ向け、プール調整などで回復に専念。G大阪が誇る“世界キラー”は西野朗監督(53)にも報告し「守るべき人ができたんで、より責任感を持ちたい。結果にこだわって、もっと頑張らないとアカン」と意欲を高めた。
◆山崎 雅人(やまざき・まさと)1981年12月4日、京都府生まれ。27歳。久御山高から国士大を経て2004年に横浜M入団。05年途中に大分へ移籍し、今季からG大阪。リーグ戦(J1)通算は106試合出場7得点。今季はACLで日本人トップの5得点、クラブW杯でもチームトップの2得点をマークした。豊富な運動量と献身的な守備が持ち味のチャンスメーカー。174センチ、68キロ。