1月7日16時1分配信 毎日新聞
米子市の皆生温泉街で観光客に提供するオリジナル日本酒の仕込み作業が6日、同市道笑町2の益尾酒造(三宅清一社長)であった。温泉街の魅力アップにと皆生温泉旅館組合青年部(岩崎康朗部長)が企画。2月10日ごろには濁り酒「皆生温泉・海にふる雪」の銘柄で限定発売する。
酒米は、同青年部や伯耆町福岡3区、同社が県などの支援を受けて5月に伯耆町で田植えをし、9月に収穫したもの。この日の仕込み作業には青年部員6人が参加。50%に精米した酒米「五百万石」約300キロを蒸し、冷やした後、杜氏(とうじ)の指導を受けながら酵母と水が入った発酵タンクに投入していった。室温5度前後で発酵を促すという。
「海にふる雪」はすっきりした辛口。値段は500ミリリットル瓶が2100円。限定1000本作る。同組合加盟の旅館やホテルで提供、販売する。
同青年部員の柴野裕美子さん(27)は「皆生温泉に来ていただければ心を込めたおいしい酒が味わえます」とPRしている。【小松原弘人】