イノブタ肉のPRを強化、2月にフェア すさみ(和歌山)

1月7日17時16分配信 紀伊民報

 すさみ町の「イノブータン王国活性化委員会」(森光夫委員長)は、町の特産物にしようと取り組むイノブタ肉をPRするため、2月に「イノブタフェア」を開く。モニタリングやミートサミットなどさまざまな企画を予定。関係者は「積極的なPRでさらに盛り上げ、地域の経済効果を高めたい」と話している。
 同町はイノブタを使ったまちおこしを続けており、最近は町内産のイノブタ肉の流通量確保と販売促進に力を入れている。本年度は町や町商工会などが、多角的にイノブタをPRする委員会を発足させ、民間飼育を奨励している。
 期間中、町内の宿泊施設がイノブタ料理を盛り込んだ格安コースを提供する「イノブタ味覚まつり」をする。1泊2食付きのプラン利用者のうち、50組100人に、モニター料として、宿泊費の一部を助成する「イノブタ味覚祭りモニタリング」がある。
 また、6組に1万円相当のイノブタ肉(ロース、バラ、モモ1キロずつ)を進呈する「イノブタ肉のモニタリング」もある。モニターは調理や試食風景、料理などをデジタルカメラで写真に撮り、感想などと一緒に活性化委に送る。活性化委は参考にしたり、ホームページに掲載したりする。ブログに感想記事を書いてもらう「イノブタレトルトカレー・モニタリング」もある。
 2月10~15日は「イノブタウイーク」にし、町観光協会加盟の宿泊施設に泊まった人にイノブタカレーを配り、アンケートに答えてもらう。15日にはイノシシとブタの産地の関係者らを招き、同町のホテルヴェルベデーレで「ミートサミット」を開く。肉の味や安心・安全などについて語り合い、肉をアピールするとともに先進地の取り組みを学びたいという。同時にイノブタ料理の試食会も開き、イノブタ汁やイノブタカレー、イノブタしゃぶしゃぶを無料や安価で振る舞う。参加者は温泉に無料で入れる。
 活性化委はフェアを前に、イノブタ肉をPRするポスター(B2判)を500枚作った。昨年公募して決めたイノブタ肉の愛称「イブの恵み」を使っており、すさみ町内や町の姉妹都市、大阪府寝屋川市などで張る。のぼりやホームページもまもなく出来上がるという。

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