主要観光地:入り込み客数、ほぼ回復 能登半島地震前の水準に--昨年1年間 /石川

2月10日16時1分配信 毎日新聞

 ◇東海北陸道全通効果、顕著--県議会委報告
 県内の主要観光地への昨年1年間の入り込み状況(速報値)が、能登半島地震前の06年の水準までほぼ回復したことが分かった。9日の県議会産業委員会で報告された。
 ◇7温泉地351万人、06年比1.4%減
 速報値によると、県内主要7温泉地の入り込み数は351万3000人で、06年比1・4%減の水準だった。最も伸びたのは、PRに努めた同16・1%増の粟津温泉で36万5000人、県外資本により一部がリニューアルした片山津温泉も同15・7%増と伸びた。一方、浅野川豪雨で被害を受けた湯涌温泉は、団体から少人数へと旅行形態が小規模化したことなどで同11・7%減と最も落ち込んだ。
 観光施設では、のとじま水族館が同20%増の40万8000人、兼六園が同10・5%増の182万1000人と好調、いずれも東海北陸自動車道の全通効果とみられる。
 ◇昨秋からの円高、海外客は激減
 海外からの観光客は円高の影響で韓国や台湾が昨年末から激減している。兼六園への外国人入園者数は通年では、07年と比べ117・2%と伸びたが、11月は前年比80・9%まで落ちた。特に韓国からの入園者数は11、12月とも前年の半分を切っている。【高橋慶浩】

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