2月15日14時1分配信 毎日新聞
◇「心遣いで気持ちいい」
小郡市二森の市総合保健福祉センター・あすてらす内の温泉「満天の湯」で、入浴のマナーアップを図り、安全な入浴方法を広める活動をしているグループがある。小郡大刀洗広域シルバー人材センターの会員有志25人でで作る「朝風呂大好き同好会」。結成から1年を迎え、14日、満天の湯で記念例会を開いた。
満天の湯は年間約18万人が利用する人気の温泉。会員たちは、入浴客が気持ちよく温泉を利用できるよう、洗面器や椅子の片付けなどを率先して実施。入浴時の健康管理にも気を配り、冬場は急激な温度変化を体に与えないよう、足先からのかかり湯などを入浴客に勧めている。
昨年は、湯につかりすぎて気を失った高齢者3人を救助したという。このため、記念例会では、会員全員が自動体外式除細動器(AED)の操作や心肺蘇生法を習得し、安全な入浴に役立てることを決めた。
真田勝会長(68)は「温泉はくつろぎの場。お互いのちょっとした心遣いで、さらに気持ちがいい温泉になると思う。『満天の湯』を日本一マナーがいい温泉にしたい」と張り切っている。【松尾雅也】
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◇温泉での主な心遣い
(1)洗い場を使った後はせっけんの泡を流し、洗面器は伏せて置く
(2)湯船につかる前にかかり湯をする
(3)タオルを湯船につけない
(4)上がる際は体をふいて脱衣所へ
(5)節水を心掛ける
(6)裸で歩く時は前を隠す
〔筑後版〕