2月16日13時1分配信 毎日新聞
◇「温泉力」を測定--女性42人参加
新温泉町・湯村温泉の湯の美容効果を科学的に実証する調査研究が15日、新温泉町のリフレッシュパークゆむらで開かれた。
湯村温泉はナトリウム炭酸水素塩・塩化物硫酸塩泉で、肌をすべすべにし、体がぽかぽか温まるのが特徴。「温泉力」を生かした観光地づくりに生かそうと、松元襄司・温泉町観光協会長が主催した。
この日は、新温泉町と香美町から20~60歳代の女性42人が参加した。その中で、毎日温泉に入っている人と、温泉にはほとんど入っていない人、約半分に分かれた。試験は化粧品メーカー「ビューティサポー」の福田誠也・研究室長が協力し、皮膚の色調や皮脂を測定。温泉に40分間ゆっくりつかってもらい、入浴直後の肌の色調や、きめを調べたほか、常に温泉を利用する人としない人の違い、入浴する前後の肌を比較した。
検証結果は約1カ月後に判明するという。松元会長は「湯村温泉の湯の良さ、肌への効能が素晴らしいという結果を心待ちにしています」と期待していた。同町から参加した40代の主婦は「初めてで緊張しましたが、自分の体を知るよい機会と思い参加しました」と話していた。【竹花義憲】
〔但馬版〕