「嵐」の日が少なく複雑な心境-鳥羽の高級旅館「御宿The Earth」が1周年

7月7日5時7分配信 伊勢志摩経済新聞

 鳥羽-志摩を結ぶ風光明媚なパールロードから入り、石鏡(いじか)地区の太平洋を見下ろす約5万4千坪の敷地にたたずむ高級旅館「御宿The Earth(おやど ジ・アース)」(鳥羽市石鏡町中ノ山龍の栖、TEL 0599-21-8111 )が7月10日、オープン1周年を迎える。

 全室露天風呂付き16室を備える同館は、「嵐を観る宿」をテーマに、「嵐の日にこそ、地球の偉大さを感じることができる」と提案。太平洋が180度以上の視界で広がる展望台で「嵐」を感じてもらうためのレインコートなども用意する。

 支配人の小須賀えりさんは「『嵐』を感じていただく宿としてオープンしたが、幸いこの1年間には台風の発生も少なく、実際にはほとんど『嵐』になる日はなかった」と複雑な心境を打ち明ける。「雨だから『がっかり』ではなく、雨には雨の、嵐には嵐の良さがあるので、五感、六感を研ぎ澄まし全身で感じていただければ。1周年を記念して毎夜イベントを開催するので、この機会にご宿泊いただければ」とも。

 1周年記念で7月10日~31日、宿泊客を対象に無料イベントを計画。10日には世界で活躍する能楽師で「人間国宝」の大倉正之助さんと、西アフリカの伝統的な太鼓=ジャンベ奏者の堀越大二郎さん、サックス奏者の樋野展子さんのグループEL-ENDEによる「鼓…地球への祈り」、11 日にはEL-ENDEによる「響…地球への感謝」のステージを予定する。そのほか期間中の毎夜、ピアノやサックスなどライブ演奏も行う。

 チェックイン14時~、チェックアウト11時。宿泊料金は1部屋2人利用で31,000円~50,000円。

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