露天付客室がある温泉宿、人気トップは箱根温泉郷「水の音」

9月10日14時34分配信 Business Media 誠

 BIGLOBEは9月10日、「露天付客室のある温泉宿 人気ランキングTOP10」を発表、1位は前年調査に引き続いて神奈川県箱根温泉郷の「水の音」となったことが分かった。

 「水の音」は“大人の癒やし宿”がコンセプトで、6割がリピーター客で占められるという温泉宿。ユーザーからは「大浴場の脇や玄関横に水琴屈(すいきんくつ)があり、水がしたたり落ちる音がびんに響いて何とも風情がある」という声が寄せられた。

 2位は前年3位だった和歌山県白浜温泉の「浜千鳥の湯 海舟」。シングルルームが15室あるという一人旅向きの珍しい温泉宿で、ユーザーからも「良い意味で放っておかれるので、のんびりできる」という意見があった。

 3位は前年10位だった千葉県南房総の「満ちてくる心の宿 吉夢」が大幅ランクアップ。部屋からだけではなく、露天風呂、大浴場、ロビーからも海に落ちる夕日を見ることができるという。すぐ近くに誕生寺があり、すぐに参拝できるほか、鯛の浦遊覧船乗り場も隣にある。

 4位以下は、4位「季の湯 雪月花」(神奈川県箱根温泉郷)、5位「ホテル櫻井」(群馬県草津温泉)、6位「ホテル南風荘」(神奈川県箱根湯本温泉)、7位「ゆふいん庄屋の館」(大分県湯布院温泉)、8位「けやき荘」(神奈川県箱根温泉郷)、9位「一番湯の宿 ホテル小暮」(群馬県伊香保温泉)、10位「多田屋」(石川県和倉温泉)が続いた。

 温泉紹介サイト「BIGLOBE温泉」のアクセスデータをもとにした調査で、対象は同サイトで紹介している温泉宿。調査期間は1月1日から8月31日。

銭湯の富士山描き50年-銀座・芹川画廊で「銭湯背景画絵師」作品展 /東京

9月9日13時58分配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 全国に2人しかいないといわれる銭湯の背景を描く「銭湯背景画絵師」丸山清人さんの作品展「Last Sento Painter」が現在、レトロな戦前建築として知られる奥野ビル(旧銀座アパートメント)地下1階のギャラリー「芹川画廊」(中央区銀座1、TEL 03-3535-2007)で開催されている。(銀座経済新聞)

 1935(昭和10)年、高円寺生まれの丸山清人さんは現在74歳。小学校1年生の時、一家で山梨へ疎開、高校まで同地で過ごした。父親は戦前から叔父の経営する背景広告社にセールスとして勤めていたため、18歳で上京し同社へ入社した。叔父の手ほどきを受け銭湯の背景に描かれる富士山絵を習得。24歳で独り立ちし、都内の銭湯の背景画を手がけるようになった。45歳で丸山工芸社を設立、銭湯、老人ホーム、健康センター、介護センターなど風呂場の背景画を描いてきた。銭湯背景画絵師は現在では、兄弟弟子の中島盛夫さんと丸山さんの2人だけになってしまったという。

 同画廊は昨年3月、音楽の産代教諭だった芹川より子さんが小野画廊より引き継いだ。銀座アパートメント時代には風呂場だった同画廊。何もなかった画廊内の隅っこに壁で囲った小さい事務所を作ったところ、それを見たカナダ人が「番台みたいだね」と言ったという。「番台もできたし(笑)、どうしても風呂に関する展示がやりたかった」(芹川さん)と思っていたころ、丸山さんを紹介してくれるという朗報が舞い込んだ。そこからはトントン拍子で話が進み、作品展開催が実現した。

 会場内には富士山が描かれた「忍野八海」「赤富士」「西伊豆」「瀬戸内海」や、「北海道」の風景画をペンキで描いた11作品(2万8,500円~4万2,000円)のほか、今月5日にライブペインティングで描いたという富士山が大きく描かれた背景画を展示販売。当日、仮面ライダーのTシャツを着用して登場したという丸山さん。芹川さんは「ブルーの下地の上に、ほんの少し下描きをしただけで絵付けが始まり2時間で描いた。腕はさすが。圧巻でした」と振り返る。通常の銭湯では男湯、女湯合わせて6~7時間で描くが、「作品は手元に残っていないので、今回の作品はかなり貴重」(芹川さん)とも。

 開催は当初9月12日までを予定していたが、「あまりにも反響が大きいので2週間延長することにした」という。「作品を見て失われつつある銭湯文化を子どもたちへ残したいという方も多くいらっしゃる。シルバーウィーク中にご家族でご来廊いただければ」(芹川さん)。

 開廊時間は12時~18時(土曜は17時まで)。9月26日まで。

オススメの温泉地はどこ?

9月9日11時54分配信 Business Media 誠

 オススメの温泉地はどこですか? JTBの調査によると、「箱根」(103票)と「草津温泉」(99票)に人気が集まっていることが分かった。

 このほか「城崎温泉」(53票)、「下呂温泉」(50票)、「有馬温泉」(47票)と続いた。その温泉を選んだ理由を聞いたところ、「箱根」は「近いから」という意見が多く、首都圏エリアから便利に行ける地理的条件が人気のようだ。また「草津温泉」は「泉質が良い」、「城崎温泉」は「外湯めぐり」にそれぞれ人気が集まった。

 温泉にまつわるエピソードを聞いたところ、「温泉に入って母親に彼氏の存在を打ち明けた」(女性30代)や「家族でゆっくり話す時間ができる」(女性50代)など、家族間のコミュニケーションを挙げる人が目立った。また「いろいろな年代の人との情報交換が楽しい」(女性30代)など、「温泉には体のリラックスだけでなく、心もリラックスさせ、円滑なコミュニケーションがとれる効果もあるようだ」(JTB)

 インターネットによる調査で、男女2126人が回答した。調査期間は8月3日から8月10日まで。

●温泉を決める判断材料

 温泉を決める判断材料は何だろうか。最も多かったのは「温泉地の魅力」で23%、次いで「地理条件」(20%)、「露天風呂がある」(16%)、「旅館」(9%)という結果に。

 もし1泊2日の温泉旅行をした場合、何回温泉に入るのだろうか。「2回」(34%)と「3回」(48%)が多く、1泊2日の温泉旅行では2~3回入る人が8割ほどいるようだ。

春日復活うぃっ、土曜の夜はオードリー!

9月9日7時52分配信 サンケイスポーツ

 インフルエンザA型感染から復帰したお笑いコンビ、オードリーの春日俊彰(30)が8日、東京・東新橋の日本テレビで行われた同局系新バラエティー「ぜんぶウソ」(10月3日スタート、土曜深夜0・50)の発表会見に参加。元気な姿を見せた。

 休養中は自宅が風呂なしアパートのため、実家に帰っていたそうで、「熱が下がった後は、撮りだめしていた春日の出ているテレビを見て笑っていました。すごく面白かったですね。春日は」と満足げ。同じA型に感染し、静養中の相方、若林正恭(30)には「うつして申し訳ない? まったく思わなかったですね」と笑わせた。若林は平熱に戻り、9日にテレビ番組の収録で復帰予定。

 そんなオードリーが、10月10日からニッポン放送「オールナイトニッポン」(土曜深夜1・0)の土曜パーソナリティーを務めることが、同局から発表された。今年2月と5月に2人が出演した特番が好評だったためで、同局では「体調を整えた上で、10月には元気な声を聞かせてくれると思う」と期待を寄せた。

 新番組が早くも2本決まったオードリー。インフルエンザから復帰した2人が、またまたテレビで、ラジオで大暴れしてくれそうだ。

北品川の「天神湯」がリニューアル-賃貸マンション付きのビル銭湯へ /東京

9月8日18時13分配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 京急新馬場駅からほど近い山手通り沿いにある「天神湯」(品川区北品川2、TEL 03-3471-3562)が9月5日、リニューアルオープンした。(品川経済新聞)

 同湯は岡村産業(中央区)が家族経営を行う公衆浴場。2006年、スタッフの引退を機に人手が足りなくなったため、岡村家の長男・岡村周明さんが弟と運営をスタートした。それまで周明さんはアパレル関係、弟さんはメガネ関係の仕事をしていたため銭湯経営は初めて。周明さんは「右も左もわからない状況で、お客さまに教えられたことばかり」と振り返る。

 築年数は「おそらく60年以上」という同湯は老朽化が進んでおり、運営当初は「利用客が少なかったら取り壊そうと思った」(周明さん)という。しかし、地元の「銭湯好き」に愛されていたこともあり利用客が多く継続を決意。2007年2月、リニューアルのため一時閉館していた。

 リニューアルにあたり、山手通り沿いという好立地を生かした賃貸マンションを建設。1階・2階を銭湯、3階~11階をワンルームマンションにした。銭湯は年配客の利用が多いことからバリアフリー化。エレベーターを設置し、車いすなどにも対応する。

 同湯の特徴は、地下130メートルからくみ上げた井戸水を沸かした黒湯。業者に依頼し、井戸水の地図を頼りに掘ったところ「運よく当たった」黒湯は、「肌がスベスベする」と利用客から好評だという。

 周明さんは「銭湯らしからぬ雰囲気となったが、どこにも似ていない空間を演出したかった。限られたスペースを広く使えるようにしているので、リラックスできる場として日常的にご利用いただきたい。若い女性や家族連れなど、今まで銭湯に縁のなかった人でも通っていただくようになれば」と話す。

 営業時間は15時~翌1時。入浴料金は450円。タオル、ボディーソープ、リンスinシャンプーが付いた「てぶらでOK!お風呂セット」も用意する。

<賃貸マンション>更新料、トラブル防ぐには 相次ぐ「無効」判決

9月8日11時8分配信 毎日新聞

 賃貸マンションの家賃の更新料は無効--。今夏、こんな判決が相次いだ。更新料や敷金、敷引きなどは貸主に慣習的に支払っているが、借り主とのトラブルは絶えない。秋の引っ越しシーズンを前に、現状やトラブル防止法などをおさらいしてみた。【清水優子】

 ◇徴収に地域差、借りる前に確認を

 8月27日、大阪高裁は賃貸マンションの更新料を「無効」とし、貸主に返還を命じた。借り主の男性(54)の請求を退けた1審からの逆転判決で、高裁が更新料返還を認めたのは初めてだ。判決によると、男性は00年8月、月4万5000円の家賃と、1年ごとに10万円の更新料を支払う契約で京都市内のマンションに入居。06年11月に退去するまでに支払った更新料は5回分50万円に上るという。

 「更新料は契約更新を拒む権利を(貸主が)放棄する対価」「賃料補充の性質もある」

 それが家主側の主張だった。しかし、判決は借地借家法を根拠に「貸主側は正当な理由がなければ自動更新を拒めず、借り主に更新料の支払い義務はない」と退けた。そのうえで「貸主側がそれを説明しておらず対等・自由な取引条件と言えない」とした。また賃料への補充という主張も「合理的根拠は見いだせない」と結論づけた。家主側は最高裁に上告した。

 ■100万戸超で徴収

 更新料は40年以上前から、首都圏や京都などで慣行化し、徴収物件は少なくとも全国100万戸以上とみられる。7月下旬には京都地裁の別の訴訟でも更新料の無効判決が出ている。京都産業大法科大学院の坂東俊矢教授(消費者法)は「慣習的な更新料を、高裁が『対価を法的に説明できないものは消費者契約法により無効』と判断した意義は大きい」と評価する。「各地の訴訟に影響を及ぼすだろう。貸主側が更新料のあり方を見直す契機になれば」

 「敷金」「敷引き」もトラブルになりやすい。敷金は賃料の滞納や部屋の補修などに使われ、関西や九州の一部では「保証金・敷引き」とも呼ばれる。ただ、敷引きは、契約書で差し引く額を決めているため、補修しなくても返らない。長年の商慣行で、地域によって徴収の有無や額もまちまちだ。

 ■主に関東で定着

 更新料や敷金の地域差は--。国土交通省は07年3月、財団法人・日本賃貸住宅管理協会員の934社にアンケートした=表<左><上>。更新料を徴収している業者は神奈川の90・1%を最高に、千葉82・9%▽東京65%▽埼玉61・6%▽京都55・1%--などで主に首都圏で定着している。

 一方、大阪、兵庫はゼロで、宮城でもほとんどない。平均徴収額は、京都が家賃の1・4カ月分で最も高く、北海道の0・1カ月分が最低だった。徴収理由(複数回答)は、(1)一時金収入=53%(2)慣習=50・4%(3)家賃が低い分の収入確保=21・4%(4)損耗(そんもう)の補修財源20・5%--などだった。一方、敷金の徴収率は愛媛(18%)と京都(58・5%)、埼玉(65・5%)を除いて7割を超え、兵庫は100%だった。

 ■納得して契約を

 08年度、国民生活センターに寄せられた賃貸住宅の敷金などをめぐるトラブルの相談件数は1万3789件で、ここ5年間は1万3000~1万4000件台で推移している。

 国交省住宅局は「契約時に業者が借り手にきちんと説明し、お互い納得して契約を結ぶのが重要」と言う。

 退去時、賃貸借契約で定めている「原状回復義務規定」も問題にされる。本来、畳の日焼けなど自然に生じた傷みの補修費は貸主負担が原則だ。「原状回復」は物件を新品の状態にして返す意味ではないが、いまだにリフォーム工事費やハウスクリーニング代などを請求する貸主がいるという。

 国交省のガイドライン=表<右><下>=があるが、トラブルは絶えない。弁護士で、東京経済大の村千鶴子教授がアドバイスする。

 「契約前に契約書の記載をきちんと確認する。傷み具合が自然の損耗の範囲内かどうかの判断は、人により異なるので、入居・退去時、家主の立ち会いで傷がある部分を中心に室内の写真を撮り、両者で確認するといい」

 それでも解決できない時は、消費生活センターに相談したり、手続きが簡単で迅速な「少額訴訟制度」の利用をすすめている。「本人手続きだけで訴訟ができ、通常裁判より費用も安い。方法は最寄りの簡易裁判所に聞けば教えてもらえる」

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 ◇原状回復の具体例

 ■貸主側負担

・畳の裏返し、表替え

・フローリングのワックスがけ

・家具の設置による床、カーペットのへこみ

・畳の変色、フローリングの色落ち(日照、建物構造欠陥による雨漏りなどで発生)

・たばこのヤニ(クリーニングで除去できる)

・テレビ、冷蔵庫などの後部壁面の黒ずみ

・壁に張ったポスターや絵画の跡

・借り主が設置したエアコンによるビス穴

・日照など自然現象によるクロスの変色

・ポスターやカレンダーなどを壁に掛けるための画びょうやピンなどの穴

・破損していない程度の網戸の張り替え、浴槽、風呂釜などの取り換え

・専門業者による全体のハウスクリーニング

 ■借り主負担

・カーペットに飲み物などをこぼし、手入れ不足で生じたシミ、カビ

・ふき掃除で除去できない冷蔵庫下のサビ跡

・引っ越し作業で生じた引っかき傷

・雨が吹き込むなど借り主の不注意が原因のフローリングの色落ち

・キャスター付きの椅子などによるフローリングの傷、へこみ

・手入れが悪く台所に付着したすすや油汚れ

・結露を放置したことで拡大したカビ、シミ

・重い物を掛けるため壁などに開けたくぎ穴、ネジ穴(下地ボードの張り替えが必要)

・天井に自分が付けた照明器具の跡

・ペットが付けた柱などの傷

・清掃、手入れを怠り生じたガスコンロ置き場や換気扇などの油汚れ、すす

・清掃、手入れを怠り生じた風呂、トイレ、洗面台の水あか、カビなど

 =国交省のガイドラインから抜粋

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都道府県  更新料    敷金    礼金

北海道  28.5  81.3   5.8

      0.1   1.4   1.0

宮城    0.2  89.1  56.7

      0.5   0.8   0.7

東京   65.0  70.3  57.5

      1.0   1.6   1.4

神奈川  90.1  84.5  66.1

      0.8   1.6   1.3

埼玉   61.6  65.5  60.7

      0.5   1.6   1.0

千葉   82.9  89.4  57.3

      1.0   1.6   1.2

長野   34.3  89.9  49.2

      0.5   1.0   0.5

富山   17.8  88.2  72.8

      0.5   2.2   0.5

愛知   40.6  72.8  41.8

      0.5   2.7   1.1

京都   55.1  58.5  17.6

      1.4   3.4   1.6

大阪    0    72.0  53.3

      -     3.2   2.6

兵庫    0   100     8.0

      -     3.7   3.2

広島   19.1  87.7  24.7

      0.2   3.2   1.3

愛媛   13.2  18.0   1.3

      0.5   3.0   0.5

福岡   23.3  93.1   0

      0.5   3.3   -

沖縄   40.4  82.7   61.9

      0.5   1.5

 ※有効回答は16都道府県の175社。数字の上段が物件の割合を示す徴収率、下段が家賃の何カ月分かを表す平均額=国交省、07年調査