30代女性が浴室で変死…目黒のマンション

東京都目黒区下目黒のマンションで今月23日、2階の一室に住む30歳代の女性が自室浴槽内で全裸のままで死亡していたことがわかった。

 遺体発見時、玄関の鍵は開いており、警視庁は女性が何らかの事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査している。

 捜査関係者によると、女性は23日、勤務先を無断欠勤したため、連絡を受けた知人が23日午前10時頃、女性方を訪ね遺体を発見した。目立った外傷はなかったが、司法解剖の結果、血液からアルコール成分が検出された。室内に争ったり、物色されたりした形跡はなかった。同庁は室内の検証を進めている。

(2009年12月25日14時36分 読売新聞)

クリスマスキャンペーン:甲州ユズ湯、ホッカホカ--市営2温泉 /山梨

甲州市塩山上小田原の「大菩薩(だいぼさつ)の湯」と、同市大和町木賊の「やまと天目山温泉」の市営2温泉施設で23日、ユズ湯のサービスや、先着100人に市特産のころ柿やうらじろまんじゅうなどの詰め合わせをプレゼントする「クリスマスキャンペーン」が行われた。

 キャンペーンは、大菩薩嶺登山客が減る年末年始の来場者増を狙って、今回初めて共同開催した。大菩薩の湯では、男湯と女湯の露天風呂に、それぞれ約50個の県産ユズが浮かべられた。

 東京都あきる野市から訪れた主婦、望月紀子さん(51)は「ユズの香りがとても良くて、温まることができました」と笑顔で話していた。市観光課は「高速道路のETC割引の影響か、客足は前年より1割程減少している。年始は2日から営業しているので、ぜひ初湯にも来てほしい」と呼びかけている。【中西啓介】

「風呂場で床に落とし」7カ月長男死なす、29歳母を逮捕

帰省先の実家で生後7カ月の長男に暴行を加えて殺害しようとしたとして、和歌山県警新宮署は13日、殺人未遂容疑で、大阪府八尾市に住む無職の女(29)を逮捕した。

 長男は頭の骨を折り、14日未明に死亡。同署によると、女は「子供を殺して自分も死ぬつもりだった」と供述しているといい、同署は容疑を殺人に切り替え、動機などを慎重に調べる。

 逮捕容疑は13日午後3時半ごろ、和歌山県新宮市熊野川町の実家の浴室で、生後7カ月の長男を持ち上げて床に落としたとしている。同署によると、女は育児に悩み、11月20日ごろから実家に帰省し、療養していたという。

寒気に負けず 入善 カボチャ風呂満喫

富山県入善町舟見の温泉施設バーデン明日で二十日、冬至(二十二日)を前に、入浴客がカボチャ風呂を楽しんだ。

 冬至にカボチャを食べると風邪をひかないとされる言い伝えにちなみ、観賞用の巨大カボチャを育てる地元の「あらせ野どでカボチャ友の会」が毎年行っている。

 湯船となったカボチャは重さ二百二十キロと百七十五キロの二つ。韓国出身の富山国際大留学生李連嬉さん(22)は「こんなの初めて見た。体が温まって気持ちいいね」と額に汗して上機嫌。

 長谷一司会長(63)は長雨と日照不足に泣いた今年の栽培の疲れをいやし、「来年はもっと大きなカボチャを育てたい」と意気込んでいた。 (平井剛)

ペットと入浴できる貸し切り浴場 蔵王温泉大平ホテルにオープン

山形市蔵王温泉の大平ホテル(岡崎靖社長)は、ペットと一緒に入浴できる貸し切り浴場をオープンさせた。同ホテルはペットの犬を同伴で宿泊できるのが特徴で、サービスの拡充を図った。

 一般利用者の宿泊棟と隔てる形で、ペットと一緒に泊まれる部屋を8室完備。関東地方を中心に需要が高まっているという。今回整備した貸し切り風呂は「ほたるの湯」と名付けた。犬にとってのお湯の適温が38度以下と低いことから、浴室には飼い主用の風呂とペット用のバスタブを別々に設置。蔵王温泉の泉質が犬にとって強すぎる可能性もあり、風呂には沸かし湯を引いている。今後、ホテルの中庭に足湯を設け、犬に対する温泉効能などを検証していく予定。

 貸し切り浴室には、洗剤を使わず微細な泡で犬を洗ったり、水流によるマッサージ効果でリラックスさせる装置をはじめ、ドライヤーなどペット用サロン並みの備品も設置している。ペット市場の拡大や、愛好家が求めるきめ細かいサービスに対応した事業として、県の経営革新計画の認証を受けている。

震災語り継ぐランドセル/家族の話が本に

◇さいたま米津さん/弟が背負う兄の形見

 阪神大震災で犠牲になった兄のランドセルを、震災後に生まれた弟が背負って学校に通っている。震災から間もなく15年。小学1年生だった兄を超え、弟は2年生になり、ランドセルにまつわる物語は「にいちゃんのランドセル」として17日、出版された。兄弟の父は「震災を知らない子たちにも、思いを共有する力を育んで欲しい」と願う。

 1995年1月17日未明、阪神・淡路地域を最大震度7の地震が襲った。百貨店社員米津勝之(かつし)さん(49)一家が住んでいた兵庫県芦屋市の木造アパートは全壊。小学1年の長男漢之(くにゆき)君(当時7)と幼稚園の長女深理(みり)ちゃん(同5)がタンスの下敷きになり亡くなった。「深理は何もなければ12日が20歳の誕生日。腹立たしい」と勝之さんは言う。

 2年後、次女英(はんな)さん(12)が誕生。2002年には次男凛(りん)君(7)が生まれた。

 07年12月、芦屋市の自宅の風呂場で、勝之さんは凛君に聞いた。小学校入学を翌春に控えていた。

 「ランドセル、どうする?」

 「くにゆきのを背負うよ」

 何でも、兄のお下がりを愛用していた凛君は、すぐにそう答えたという。両親が大切にしまってきたランドセル。歳月が過ぎ、革が傷んでいた。でも、「なんでぼろいの」と尋ねる友達に凛君は言った。「ぼろくてもいいねん」

 ランドセルの物語は1月、朝日新聞などで報じられ、凛君は「ハッピーニュース2008」(日本新聞協会主催)の「ハッピーニュースパーソン」に。それを機に講談社が出版を企画。「何より子どもたちに読んで欲しい」(同社児童局)と、読みやすいように「です、ます」調にし、漢字にはルビを付けた。

 一家はいま、勝之さんの転勤で福井市を経て、この夏からさいたま市大宮区で暮らす。凛君は2年生になった。

 最近、字がきれいだった兄・漢之君を意識してか、習字を頑張っているという凛君。将来の夢は「建築家とオーケストラ」だ。「地震でも倒れないうちをつくりたい。コントラバスがかっこいいから」

 追悼式などで経験を伝え続けている勝之さん。ここ数年、防災の話のウエートが増しているように思う。震災で人が亡くなり、悲しむ家族がいることが風化しているのではないかと心配する。被災地から遠く離れた埼玉に来て、温度差を感じる時もあるという。「そんな壁を越えて互いに分かり合おうとする力に、この本がなれれば」

 「にいちゃんのランドセル」(城島充著)は、190ページ、税別定価1200円。

広島少年院の元教官に実刑 「組織に問題」指摘

 収容少年に暴行を繰り返したとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われた広島少年院(広島県東広島市)の元法務教官松本大輔被告(29)=懲戒免職=に広島地裁は15日、「指導・教育の延長線上の行為とは言えず、粗暴、陰湿で極めて悪質」として、懲役1年4月(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

 元教官4人と元首席専門官が同罪で起訴された一連の暴行事件で実刑判決は2人目で、元主任教官は一審判決(懲役9月)を不服として控訴している。残る3人は公判中。

 伊名波宏仁裁判長は判決理由から朗読し、事件の背景について「少年院幹部やほかの教官が被告らの暴行を認識、黙認するなど、組織の構造的問題の中で行われた」と、弁護側の主張を認めた。

 一方で「常習性は明らかで、少年をばかにするおごった気持ちや、楽しむ気持ちから暴行をエスカレートさせるなど酌量の余地が乏しい」と指摘。「少年らの更生や心身の成長に深刻な影響を与え、少年法制に対する国民の信頼を大きく損なった。刑の執行を猶予すべき事案とは言い難い」と述べた。

 判決によると、松本被告は昨年11月~今年2月、当時16~20歳だった収容少年8人に対し、少年院内の浴室で顔面を殴り、シャワーの水をかけて無理やりオムツをはかせ、ほかの少年に見せつけるなどした。

東京アウトドアマン ~気分爽快、凧あげドライブ

冬晴れの青空に、高く舞い上がる凧。あの爽快感、覚えていますか? 小学生の頃、よく正月になると凧あげをしました。実家のそばに茶畑があって、寒い日でも近所の友だちと駆けまわったものです。風の動きを感じ、風を操る気持ち良さ。大人になった今、また大空を見上げてみませんか?

ちょっと海まで、凧あげドライブ
 先日、会社帰りに蔵前で購入した凧を車に乗せて、ちょっと千葉の海まで行ってきました。電線や建物を気にしなくて良い、空の広い海へ。都心には、なかなか凧をあげられる広い場所がないですよね。近くに公園や河川敷などがないのなら、ドライブがてら、凧を持って海などへ出かけるのがおすすめです。

 久しぶりの凧あげは、ちょっと緊張しました。子供の頃は、手を離すタイミングを失敗したり、風の勢いに負けて引っ張られたものですが、思い切ってやってみると、けっこう飛ばせるじゃないですか。50mの凧糸を2本つなげて100mまでのばし、ときどき海風にあおられながら楽しみました。まるで自分も空を飛んでいるような開放感です。無邪気に砂浜を走りまわって、汗をかく。こういう時間がとても好きです。

 さて、帰り道のお楽しみは、立ち寄り温泉。露天風呂で海を眺めながら、冷えた体を温めます。ついでに地元の魚料理に舌鼓。これが大人の贅沢な“凧あげドライブコース”です。

手作り凧に、新年の思いを乗せて
 ちなみに今回、海岸であげたのは「奴凧(やっこだこ)」です。美しく古風な絵柄。蔵前の店で購入したときは、干支入りや助六や弁慶など、色とりどりの角凧(かくだこ)もたくさんあって目移りしました。やはり伝統の柄に惹かれました。

 年末の休みには、手作り凧にも挑戦するつもりです。細い竹を柱に、和紙に字を書いて貼りつけて。新年の抱負を筆で一文字、書いてみるのもいいですね。自分で作った凧をあげる瞬間は、本当にうれしいものです。最近は、インターネットで凧の工作キットを購入できますから便利ですね。子供向けの簡単な凧から本格的な凧まで、種類がいろいろあるので選ぶのも面白いです。

 また、凧のデザインも魅力的です。昔ながらの「奴凧」や「江戸錦絵凧」では粋な日本を感じられますし、色あざやかな船がふんわり空に浮かぶ「帆船カイト」はインテリアにもおすすめ。手のひらサイズのケースに入った「アースカイト」はキーホルダー感覚で。ぜひお気に入りを見つけて、大空に羽ばたく凧あげを楽しんでください。大人の冬遊び、すがすがしい気分をどうぞ。

15日から晩白柚風呂

 八代市の日奈久温泉街の旅館やホテル16軒は、15日から地元特産の晩白柚(ばん・ぺい・ゆ)を湯船に浮かべる。冬季恒例のもてなしで、日奈久温泉の年末年始の風物詩。来年1月末まで。

  同温泉旅館組合の伊藤輝充組合長が経営する「あたらし屋旅館」では市内の女性らが11日、PRのため入浴した。直径20センチほどの黄色い玉十数個が甘酸っぱい香りを醸し出し、「癒やされます」。日帰りの入浴は200~500円。問い合わせは日奈久温泉観光案内所(0965・38・0267)へ。

カピバラ親子『いい湯だな』 県こども動物自然公園に露天風呂つき園舎 東松山

東松山市の県こども動物自然公園の露天風呂で、カピバラがくつろぐ入浴姿が来園者の人気を集めている。

 カピバラは、南米に生息する世界最大のネズミの仲間。同園は今冬、露天風呂付きの園舎を新しくオープンさせた。

 法被姿の飼育員が風呂に湯を張ると、カピバラの親子七匹が待ちかねたように湯船へ。目を細めのんびりと満喫したり、じゃれあってはしゃいだり。

 「いい湯だなー」というカピバラの声が聞こえてきそうな風情で、来園者は盛んにカメラのシャッターを押している。

 入園料は高校生以上五百円、小中学生二百円。駐車場は普通車六百円。月曜休園。問い合わせは同園=(電)0493(35)1234=へ。 (石井友恵)